SXSW2017 Day2 まとめ

各社の大規模展示も出揃ってきてますます忙しいSXSW.二日目は朝から夜まで雨でした.朝も夜もFASTEN(今年のオフィシャルライドシェアアプリ)で車がつかまらない事態に.アクセス過多だったのかなあ……

9:25–10:30 Cooking is Dead, Long Live Cookingに参加

SXSWでは毎年,フードテックや食文化に関するセッションがかなりの数開催されている.食関連はだいたいDriskill Hotel.このセッションでは宅内調理が減少するなか外食もすぼみ気味というトレンドを掴んだ議論.PinterestやFacebookなどのSNSと宅内調理トレンドとの関連が深く取り上げられるあたり,SXSWらしい展開に.

11:00–12:00 Share the Road: Democratizing a Mobility Ecosystemに参加

無数にある自動運転がらみのセッションのうちのひとつ.IDEOのPartner & Exec Design DirectorのDanny Stillon氏,そしてMercedes-Benz Research & Development North America Inc.のRasheq Zarif氏によるセッション.IDEOらしくHow might we?形式でこれからの交通システムをデザインするための視点が提供された.ソーシャルインパクトとコラボレーションを交通デザインに組み入れることの重要性が繰り返されていた印象.

12:30–13:30 Reimagining Old Age: The Frontier of Aging Biologyに参加

エイジングの概念がバイオロジーの進展にともなって変わりつつあることを三人のエキスパートから解説.三人が順にスライドを交えて研究成果をプレゼン,しかも初学者にもわかりやすい話の展開.三人の話がちゃんとつながっており,構成も素晴らしい.健康寿命をぐっと伸ばせる可能性を感じる.専門外から知的興奮を得られるところがSXSWの素晴らしさのひとつ.

14:00–15:00 Interactive Keynote: Jennifer Doudnaに参加.Interactive Keynote.

Convention Centerの広い会場がまさかの大行列.開始直前にようやく入場.内容はCRISPRcas9の基本的な内容とその影響をプレゼンテーションしたのち,Q&A.

15:30–16:10 Software Is Eating The Law: Regulating the Futureに参加

ここはさらっとだけ参加.S/Wと法律の対立や矛盾に関する議論.NHTSAとGoogleのやりとりを引き合いに,自動運転のS/Wは法解釈上の運転手(=人)とみなされるのか?など.

16:15–17:00 次のセッションが混みそうだと予感したので先に入室して最前列で居座ることに.

17:00–18:00 HI + AI: What’s the Future of Intelligence?に参加.

Siriの開発者でVivのfounderでもあるAdam Cheyer氏が参加するとあってか,広めの会場がほぼ満員に.現代のAIの技術レベルは汎用人工知能をつくるには程遠いことを,冷静に,しかしはっきりした調子で強調.Vivの説明になると

“one platform, open to all services, for all devices, personalized for you.”

という趣旨の印象的なフレーズが繰り出された.エキスパート3人+モデレーター1人というパネルだったので発言は多くはなかったが,弱い人工知能と強い人工知能の違いをふまえて語る様子は信頼感があり,もっと聞きたかったと思わされた.

パネリストのひとりは脳=知性の根源という考えに基づき発言していたと思われたのだが,生態心理学(ギブソンのアフォーダンス理論など)をかじった身としては,身体や環境に宿る知性の存在が頭を離れず,腑に落ちない部分も.

18:00–18:30 Food + Tech Startup Spotlight presented by New Food Economy, Innovation Center for U.S. Dairy, and Texas Peteに並ぶ.

18:30–21:00 Food + Tech Startup Spotlight presented by New Food Economy, Innovation Center for U.S. Dairy, and Texas Peteを満喫.

リアル農家のオーガニック加工食品から,コールドプレスジュース,植物工場,冷蔵庫向けデジタルサイネージシステム,オンデマンドシェフサービス,grubhubまで多様なフードテックブースがあり,Austinのローカルさだけでなくアメリカのフードトレンドを感じられる賑やかなスポット展示会に.アメリカではGluten-free,Vegan,Organic,Soy-freeなどはやっぱり人気(一部だけかも?).いろいろ情報収集できたので並んで正解だった.

このあとLEVI’S X GOOGLE JACQUARD PARTYにいきたかったが,今日はここまで.

公式アプリから,明日から夏時間だと知らせる通知が.