「風が吹くとき」をHuluで見て思っちゃった事
エネルギーとかだけの問題じゃないよ?
このアニメーション映画を見たのは多分公開当時のとき。子供でした。
見ていてヒドく悲しかった事だけ覚えてます。
なんやかんやと言われてしまう「はだしのゲン」かなんかを読んじゃってたからかもしれません。「思想信条はひとまず置いといて悲惨」なものですからね。そう言う意味においては教育になったのかもしれません。
本題に行きましょうか。
今になって、この「風が吹くとき」を見て思う事は「老夫婦の仲睦まじさ」がとても美しいな、と言う事でした。本当にキュートなんです2人とも。いつでもお互いを支え合って生きています。うらやましいぐらいに。
それは多分、オレ自身の個人的な事情に基づくところが大きいな。
オレの母親は55歳で脳出血で倒れて半身マヒ、言語障害が残っちゃって回復の見込みが無いですからね。簡単な意思疎通は出来ますが、オレの両親は多分このように最期を迎える事は出来ないかもしれない。です。それがまずちょっと悲しい。
まず健康である事がどんだけ大切か?ってことですかね。
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で、健康で健やかに過ごしていた、こんなに仲睦まじい夫婦が「政府の失敗」でこういう最期を迎えなきゃならないってのが、すっごくキツかったです。
おじいさんはひたすら「国が助けてくれる」と願っているんです。兵役も経験しているしキチンと義務も果たしている。政府発行のマニュアルにもきちんとしたがっている。
それなのに政治が大失態をやらかしてしまって、こんな事になってしまうわけで。
戦争、エネルギー問題。これらも政策のひとつではあるんですが、国民の生活をどん底に追いやる事柄なんて他にも幾らだってありますよね、幾らだって。
現在の日本で考えると。
支持率というのが、どれだけ当てになるのか?ってのはわかりませんが、少なくとも「大なり小なり国が助けてくれる」と思っている人が沢山いるという事を忘れないでもらいたいな、と思ったりします。そう言う人を愚かだとはオレは思いませんよ。
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最後に映画の話に戻ります。
映画の中に出てくる核シェルターのマニュアル。
これ、ホントに実在して配られていたものらしいですね、驚きました。
オラが国の政府も、そう言う事をしていないといいんですがね。