「エンジニアの知的生産術」第2章を読んだ。
やる気が出ない人の65%はタスクを1つに絞れていない
複数のタスクを一度に実行するのは難しいので1つに絞って片付けていきましょうという話。具体的な方法としてGTDに触れている。GTDは「はじめてのGTD ストレスフリーの整理術」を読んだことがあるので知っていたが、現状を振り返ってみるとほぼ出来ていないことに気付いた。
自分はタスク管理にTodoistを使っているが、タスクを消化しきれない日々が続いている。これを機に見直してみようと思う。
「優先順位付け」はそれ自体が難しいタスク
優先順位付けは難しいので無理に今決めようとしなくてよいという話。
価値観はボトムアップに言語化するの章が良かった。人生の目標を先に決めてタスクに細分化するのがトップダウン。日々行う行動に集中して、徐々に自分の価値観を明確にしていくのがボトムアップ。GTDのAllenはボトムアップを推奨している。
「仕事は楽しいかね?」の老人も同じようなことを言っていたのを思い出した。
僕たちの社会では、時間や進歩に対して直線的な見方をしている。そういう見方を、学校でじわじわと浸透させるんだ―― 人生とは、やるべき仕事や習得すべき技術や到達すべきレベルの連続なのですよ。目標を設定して、それに向かって努力しなさい、とね。だけど、人生はそんなに規則正しいものじゃない。規則から外れたところでいろんな教訓を与えてくれるものだ。
1つのタスクのやる気を出す
1つのタスクに絞ってもやる気が出ないのはタスクが大きすぎるからという話。実際に大きい場合は細分化する。見積もりが出来てないせいで大きく感じることもあるので、計測によって見積もり精度を上げればやる気が出ない状態を減らすことができる。
これは「SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル」の第46章ブレイクダウン:先延ばしを克服する方法でも同じことを言っていた。大きなタスクを小さなタスクに分解すると、そのタスクをこなそうというモチベーションが上がり、目標達成に向かって以前よりもずっと着実に前進できるようになる。
という訳で実践編
本全体を読んだ後だと読書メモを書くのが億劫になりそうだったので第2章の感想だけ書いた。これはタスクが大きすぎるのを分解している。
また、この本で学んだ内容を他の本と比較もしてみた。これは第1章の比較して学ぶを取り入れている。
次は第3章読みます。