NervosCKBトークンセールの概要とメインネット「Lina」のローンチ

9 min readNov 14, 2019

はじめに

CKByteトークンの販売額が当初の目標を上回ったことをお知らせできることを嬉しく思います。トークンセールはCoinListにて10月16日に開始され、6720万USDの調達を目指しました。しかし、この目標額を上回り、Nervosは7200万USD以上の調達に成功し、最初のトークンサプライの全体の21.5％を売り上げ、予想よりも早くセールを完了しました。

メインネット「Lina」のローンチ

Nervos Networkにとって、トークンセールは始まりに過ぎません。Nervos Networkは、11月16日に、「メインネット「Lina」のローンチ」という重要なマイルストーンに到達します。

Nervos Networkのジェネシスブロックの生成とCKBメインネットローンチは、完全に分散化されコミュニティ主導の方法で行われます。Nervos Foundationは、11月9日にオープンソースのGenesis Block Generator（GBG）を提供します。これにより、誰でもメインネット「Lina」を独立して起動・検証できます。

メインネットに至るまで、ネットワークのセキュリティと安定性を強化するためのいくつかの取り組みをローンチ前に行いました。メインネットの準備には、ネットワーク（20 TH / sを超えるハッシュレート）のストレステストを目的とした一連の5つのテストネットマイニングコンペ、PeckshieldとLeast Authorityによる2つの独立したセキュリティ監査、および現在進行中の100万USDのバグバウンティプログラムが含まれます。

メインネットのローンチの詳細については、こちらの記事をご参照ください。

トークンの配布について

CKByteトークンの分布は、ジェネシスブロックにハードコーディングされています。メインネットローンチ時にこの最初のブロックが採掘されると、トークンはウォレットアドレスに自動的に配布されます。

メインネットローンチ時にCoinListからトークンを受け取るには、Nervos CKBウォレットアドレスを作成し、11月9日午前10時（日本時間）（米国太平洋時間午後5時）までにアドレスをCoinListに送信する必要があります。

Nervos CKBウォレットアドレスを生成するには、こちらを参照し、Neuron Key Managerデスクトップアプリケーションをダウンロードしてセットアップし、ウォレットアドレスの生成とニーモニックアドレス及びキーストアファイルのバックアップを行う必要があります。

このデスクトップアプリケーションは、MacOS、Windows、Linuxで利用可能です。

Nervos CKBウォレットアドレスの生成が完了したら、次は、以下の手順に従い、CoinListアカウントにウォレットアドレスを追加します。

CoinListアカウントにログイン
Nervos CKBウォレットアドレスをコピーし、CoinListアカウントのアドレス入力欄に貼り付ける
24時間以内にメールをチェックし、ウォレットアドレスを確認する

*24時間以内にウォレットアドレスの確認を行わなかった場合、保存されません。

*キーマネージャーはウォレットではなく、Neuron Key Managerメインネットローンチ前にメインネットアドレスを生成するためのソリューションです。Neuron Walletメインネットが2019年11月16日にローンチされるまでは、テストネット上にあります。キーマネージャーにより生成された秘密鍵は、メインネットローンチ後にNeuronウォレットにインポートすることができます。

*質問がある場合には、team @ coinlist.coまでお問い合わせください。

*11月8日までにアドレスをCoinListに提出できない場合、トークン受領準備が整うまで、Nervos Foundationがトークンを管理します。この件については、investers@nervos.orgからNervos Foundationと直接やり取りすることができます。

*Neuron Key Managerにより生成される秘密鍵は、トークンにアクセスするために必要となるため、必ず安全に保管し、誰にも秘密鍵をコピーさせず、自身で管理してください。Nervosが秘密鍵を要求することは決してありません。Nervosは、秘密鍵・トークンの紛失や管理過誤について一切責任を負いません。

メインネットウォレットについて

Neuronウォレットは、現在、メインネットローンチ前にテストネット上で実行されており、11月16日にメインネットがローンチされるまではメインネットの目的には使用できません。

Neuronウォレットを使用するには、CKBブロックチェーンと同期してデータを取得するためにローカルCKBノードが必要です。

メインネットローンチ後にNeuronウォレットを使用するには、次の手順に従ってください。

・Nervos CKBノードガイドに従い、CKBノードを起動して実行する

・Neuron Walletアプリをダウンロードして実行する

・キーマネージャーからキーストアファイルをインポートし、又は新たなプライベートキー及びウォレットを生成する

NervosのウォレットパートナーのいくつかがウォレットへにCKBトークンの統合を予定しています。このウォレットではフルノードを実行する必要はなく、メインネットローンチ後すぐ又は直後に利用可能になる予定です（詳細は後日発表されます）。

Nervos DAO

Nervos CKBのトークン経済モデルは、トークン所有者がNervos DAOでトークンをロックして、セカンダリ発行のインフレ効果を緩和できるように設計されています。この場合、二次発行のインフレーション効果は名目上、ハードキャップでトークンを保持するのと同等であると予想されます。Nervos DAOは、メインネットローンチ後に利用可能となります。もっとも、技術に詳しくないユーザーのために、できるだけ早期のウォレット統合により、Nervos DAOでの簡単な入金と引き出しが行えるようになることを望んでいます。