フィリピン、行ってみたらこんなところだった

サイバーエージェント・ベンチャーズの波多江です。Twitterではリスト職人(https://twitter.com/nhatae)を名乗っていますが、ネタ切れでサボっています。リスト化して欲しいお題がありましたらお気軽にお声かけください。

今回の渡航記録はフィリピンです。バナナの国フィリピン。いったいどんな国なのか。

まず、島の数は7,000ぐらい。日本と同じぐらい。

2016年に大統領に就任したドウテェルテ大統領の仕掛けた麻薬撲滅戦争(警察官も手を染めていることが判明し、軍も最近介入)により5,000人以上が死亡、南部マラウィではIS残党との戦争中、カジノでも自殺と放火があり30名以上が亡くなりました。

一方で、経済面ではGDPは東南アジアの中でもトップクラスで急成長しており、人口も1億人。数字だけみると、日本のバブル期みたいな感じです。

フィリピンも政府は「2020年までに500社のスタートアップが総計2億米ドルの資金調達をして、企業価値が合計で20億米ドルに達する」と宣言して後押ししてます。

https://www.techtalks.ph/wp-content/uploads/2015/12/Philippine-Roadmap-for-Digital-Startups-FinalDraft_launch.pdf

さて、そんなフィリピン、実際はどうだったのか。

マニラの中心街では治安の不安は皆無。ビルなどもシンガポールと同水準のクオリティ。巨大なショッピングモールも各地に建設ラッシュ。

物価安っ。Uberで10km乗車しても500円ぐらい。現地のウィスキーも激安。ボトルでなんと200円ぐらいで購入可能。
※1ペソ約2.2円(2017/7/5為替レート)

どこに行ってもみんなが食べているのはフライドチキンとライスのセット。200円ぐらい。バナナを食べている人には一度も出会わず。

ラーメンの山頭火が人気だったり、近日丸亀製麺がオープン予定など、日系の飲食店も急増している。GDPや成長率的に参入しやすいタイミングと見られている。

スタートアップの数は300–400社ぐらい(諸説あり)。割合的にはfintech系が多い。実態の集計は誰もできていない状態。

フィリピンのIT系上場企業の筆頭はXurpas(http://xurpasgroup.com/)。2014年にフィリピン市場にIPO。時価総額は本稿執筆時では360億円ぐらい。ゲームや受託の会社が事業の柱。

シリコンバレーでExitしたエンジェルが投資してたりメンターしてたり。スタッフもスタンフォード卒でシリコンバレーでVCやってたメンバーがいたりでエコシステムができつつある印象。(※写真は滞在中にお世話になったLaunchgarageというイノベーションハブ。オシャレオフィス。)

負けじと、早速CAVでフィリピンオフィスを開設して看板を掲げておきました。CAV、9ヶ国目(東京、中国、米国、韓国、台湾、インドネシア、ベトナム、タイに続く)の進出となります。

(※)注:上記写真は、奇跡的に発見したCAVという名前のレストランです。拠点開設は個人的な願望でした。CAVではフィリピン拠点は2017年7月5日現在では設けておりません。

今回渡航の渡航の主目的は、Ignite(https://www.ignite.ph/)というフィリピンスタートアップのために立ち上がったイベントです。Judgeとして、審査にも参加して参りました。Igniteにはフィリピン在住の日本人もコアメンバーとして運営に関わっています。大盛況だったため、今後は定期開催する方針とのこと。

Igniteでは100社以上のフィリピンスタートアップの応募の中から勝ち抜いた10社のプレゼンが行われ、最優秀賞が選ばれました。

今回、最優秀賞に輝いたのは、B2B向けの海外送金を便利にするQwikwire(https://property.qwikwire.com/)

その他、Judgeから票を集めていたのは

空気汚染をモニタリングして身を守るためのIoT家電uHoo(https://uhooair.com/)

通信料無料でアルバイト層が仕事を発見できるServeHappyJobs(https://www.servehappyjobs.com/)

医療事務向けSaaS
Stash(https://stash.ph/)

また、その他にも東南アジアやフィリピン特有の課題解決を狙うスタートアップに多く出会うことができ実りがありました。

Judge票は少なかったものの、個人的に一押しなのは農民向けクラウドファンディングCropital(https://www.cropital.com/)
フィリピンにはJAのような存在もまだ無いし、農民の多数はUnbankedな訳なので、Cropital自身にJAのような存在になって、フィリピンの経済成長を支えて欲しいなと強く感じることができました。

今回ご招待頂きましたTechShake足立さん、フィリピンを理解する特別な機会でした。改めて御礼申し上げます。

TechShake(http://www.techshake.asia/)足立さんと記念の1枚。

今回のフィリピンレポートは以上です。よりディープな情報をご希望の方には都内のフィリピンパブで報告会を開催しますので、お声かけ下さい。

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