Sam Altmanの「成功するために」スレッド訳

Nina Ehara
6 min readJan 8, 2020

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こんにちは!ANRIの江原です。寒い日が続きますね。シンプルに起きれません。

本記事は、YCのSam Altmanが先日Twitterのスレッドに投稿した「成功するための方法」の意訳です。(大きく外れた翻訳はしていませんが、かといって原文に忠実な翻訳でもないため意訳としています。)

原文はこちらで読めます。

How To Be Successful(At Your Career, Twitter Edition)

キャリアにおける成功への方法とは

富ではなく歴史が示した「成功者」たちは常に、彼らができることの中からもっとも重要なことを探し、それに徹することで成功を収めてきた。彼らは中途半端にさらなる高みを目指すのを諦めることも、もっと重要なことが見つかった時にそれを見なかったことにして自分に言い訳をすることもない。

彼らは他人がどれだけ理解してくれなくても、自分が決めたことに長期間進んで取り組む。「重要なこと」とはもちろん「人気のあること」と同義ではない。ベストな仕事とは、割いた時間によってではなく、それが「重要か」で決まる。

あらゆる場面において、あるものを自分が考えていたよりもスケールさせることが可能だ。そして、そうすることで得られる利益は大抵あなたが思うよりも大きなものであり、驚くべきものである。これは、技術的なシステムの問題から企業についてまで、あらゆることに通じる。

スケールすることでもたらされる利益、ネットワーク効果、”Power law”(参考:前田ヒロさん『経営のPower Law』)が及ぼす影響は、人々が容易には信じられないほどに偉大だ。これらの要素は、競合他社に対する大きな強みとなる。

もし成功するための鍵が1つあるとすれば、それは「物事を社会に起こせるか否か」である。それは、物事に取り組む上での意欲であり、確固たる決心であり、集中力であり、困難にめげない気持ちであり、どんな問題でも解決する能力であり、自分自身への信頼である。

ほとんどの人は多くの場面において、早く着手することの価値を過小評価している。早く動ける人たちと働こう。そして、自分も早く動ける人間であろう。

常に新しいアイデアを生み続ける人々とたくさんの時間を過ごそう。

リスクの少ないことは、劇的な出来事をもたらさない。リスクが大きいことをやっていると、劇的な結果は引き起こされるべくして起こる。本当に重要ないくつかのことに集中するためにも、自分のストレス具合をコントロールしよう。

ある仕事のさして重要でもない部分にとらわれてしまうのは危険なトラップで、なぜか多くの人はこの罠に陥ってしまう。社内政治的なものは他の人にやらせて、極力避けるべきだ。

本物の、確固たる信念に基づくヴィジョンは、稀少で価値があるものだ。それが見つかったなら、そこに全身全霊で賭けよう。もしくは、もしそれを持っている人を探そう。

キャリアの初期段階において、自分に賭けてくれる人(雇ってくれる人、昇格させてくれる人、会社に投資してくれる人などなんでもよい)を持つことはとても役に立う。そして自分に賭けてもらうためには、まず自分が彼らを助けることだ。

もっとも大きな価値は、誰にもできないことや誰も考えたことがないことを、他の人が真似するのが難しいようなやり方で遂行する時に生まれる。その他大勢に埋もれ、他の皆と同じことをしても、並の人間に離れても素晴らしい人間に離れない。

自分の好奇心を追おう。「答え」を自分の外に探すのではなく自分と向き合って探そう。自分の持つスキル、情熱、世界が価値を見いだすことの分岐点と真摯に向き合おう。

価値のあるアイデアを持つためのもっとも良い方法とは、ある領域の全体感を理解し、昔は現れえなかったが今なら登場しうるものを探すことだ。

また、お金持ちになりたいなら、そのための方法は給料ではなく株だということも覚えておこう。

「複利」もあらゆる場面において極めて強い力を持つ。長い目でみること、長い間をかけてコミットすることは、周りの人たちを凌ぐ上でもっとも簡単な方法だ。

hatersを無視する術の習得は早ければ早い方がいい。自分がhaterになってしまうこと、自分の周りをhatersに囲わせてしまうことは避けよう。短期間で見ると面白いかもしれないが、そう行った人々はソーシャルメディア上以外で成功することはない。

楽観、並外れた決意、知性ある好奇心なしに良い仕事をするのは難しい。(これらを持とう。)

理想的な目標は、自分がかすれる程度のものであるべきだ。自分の能力を過度に超えたゴールを設定するとやる気を削がれる。人々は一時の「勝つ集団」にいたいだろうが、あなたは人生における「勝利」を得たいはずだ。仕事においてもプライベートにおいても目標を洗い出してみよう。

自分に高いスタンダードを課し、それを維持しよう。もし他人にも厳しくそれを要求するなら、愛を持って、そして彼らがより良くなることを心から願う気持ちを持って伝えよう。それをクリアした人がいれば、称賛を送ろう。

強いチームというのは、考えの多様性は持っているが、バリューやゴールにおいてはさほど多様性はない。

例外もあるが、あらゆる領域において、トップにいる人々は、そこに到達するまでに相当な努力をしている。成功したいなら、「そんなに努力する必要はないよ」とそそのかす人が現れても、すぐにうたがおう。

誰かに助けてもらいたいなら、まず自分が進んで助けるのが一番の方法だ。二番目の方法は、何か面白いことに取り組むこと。

情報共有のためにも、メンバーとのミーティングや1on1の時間は惜しまないで持とう。

自分で自分のスケジュールに押しつぶされないようにしよう。よほど重要なトピックでなければ、長いミーティングは避けよう。大規模はミーティングは避けるべきだが、もしどうしても必要なら、一部はテキスト(文字)で済まないか考えてみよう。

「成功」を重ねていけば(アーリーステージのスタートアップであれば「成長」にあたること)、あらゆる内部の問題(特に難しい課題)を解決する。

一週間に一度、誰にも邪魔されずに、前の週のキャッチアップや次の週の準備に充てる時間を確保しよう。(僕の場合これは週末にしかできないが、金曜日をこれにあてる人もいる。)

重要なことに集中しよう。くだらないことは無視しよう。

起業相談、資金調達の相談がある方は、遠慮なくDMください!お待ちしています。

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Nina Ehara

’97 / Currently uni student at Hitotsubashi, majoring in philosophy / formerly at UNC-CH / Associate at anri.vc / loves consumer-facing products!