シン・ゴジラ誕生仮説

人間が社会の中で対人関係に思い悩んで生きていかねばならないカルマを背負っているのは、他人の助けなしでは生きてゆけぬから、に他ならない。

なぜ他人の助けが必要かといえば、いろいろ端折ると、ヒトは一個体では栄養が賄えず、繁殖するにはパートナーを必要とする生き物だからである。従属栄養かつ有性生殖である我々は、進化的にカルマを背負わされている存在である。

では、独立栄養かつ単為生殖である化学合成細菌ならば、社会的な悩みからは解放されるのだろうか。

ちょっと考えればわかるが、独立栄養といいつつ、硫化水素などの資源に依存してエネルギー代謝を回しているのだ。資源をめぐる縄張り争いが生じうるという点で、彼らもまた社会的な存在である。

では、完全独立栄養とはなんだろうか。無からエネルギーを取り出す能力…核融合があるではないか。

かくして、他人から逃れたいという一心で誕生した完全生物、それがシン・ゴジラだ。

(諸賢には、核融合にもなんらかの元素の摂取が必要な点については、どうか目を瞑って欲しい)