18歳

長男が18になった。

九州の実家を出て彼の母親と出会ったのが19だったことを考えると、ありきたりだが子育ては本当にあっという間のことだと思う。

また、独立する前の転職からこの方、この長男の成長と期間が丸かぶり。ご多分に漏れず育児や学校教育にも関与せず仕事漬けだったため、子供は自然に育つものだなというのが正直な思い。

下手なことを言うと献身的な奥さんの存在を忘れてる!と突っ込まれるので日頃は黙っているが、そもそも転職したのも起業したのも、実際のところ妻子を養う稼ぎを増やすため。

なので仕事に専念して稼いでくるのも子育てのひとつの側面だろうと思うが、それをいうと「あんた、いくら稼いどるからって偉そうにしとらんやろうね」と、この歳になっても母親から説教を食らうので、まったく男には不利な時代だな、と思いながら結局黙るしかないので黙ってる。

話がそれた。

経営者となって危機的な状況に陥ったときに投げ出さずやり続けられたのは、仲間に恵まれたということの次には、やはりこの長男に不憫な思いをさせたくないという思いがあったからだ。

そういう意味では、重しのような背負うものがあることは、事業アイデアを捻り出すことやコミュニケーション能力を高めることへの、なによりも強烈なプレッシャーになっていたと思う。

ただ、先日この長男と10歳離れている次女と公園で走り回っているうちに、この先もまた同じようなことを繰り返すのは何か違うと感じた。実際、先週アルバイトの採用面接で、長男の年齢に近い若者を前にしたときにもそのことを実感した。

だからといって、いま具体的に何をどう変えていけばいいのかよくわからないが、成長するものは放っておいても育つもの、もしくは周囲が放っておかないもののはず。

そう考えれば、18の長男には未来しかないように、いまから取り組む事業の未来像をしっかりと指し示していくことが、いまやるべき仕事なのかもしれないと思う。なんとなくだが。

ただ、いずれにしても先の長い話であることだけは間違いない。