B Corpの旅、始めます

B Corporation(以下、B Corp)とは、アメリカの非営利団体「B Lab(ビーラボ)」による民間認証制度。営利企業が対象で、認証された企業を、Certified B Corporationと呼んでいます。BはBenefit、ここでは社会の公益、というような意味。

Use Business as a Force for Good

ざっくり言うと、B Corpは「良い会社」を認証するものです。では、ここでいう「良い会社」とは?それは、ビジネスの力を使い、利益の追求と同様に、社会と環境に対しても同様のパフォーマンスを追求する会社を指します。各企業が認証を受けることにとどまらず、業種を超えてこの考え方に賛同し、行動する人たちのコミュニティとして、ムーブメントを起こしていることが特徴。そのムーブメントを通じて、ビジネスにおける成功を再定義し、より包括的で持続可能な経済への、グローバルな文化の移行を、あらゆるステークホルダーと共に、加速させています。

社会と環境に対してのパフォーマンスとは

社会と環境に対してのパフォーマンスを見る際に、軸としているのは、以下の5つの分野。

・Governance ガバナンス

・Workers 働く人たち

・Community コミュニティ

・Environment 環境

・Customer カスタマー

認証を受けるには、これら5つの分野に関するパフォーマンスを測る、B Impact Assessmentという評価ツールで自己評価を行った後、B Labに申請をし、認証の可否が決定されます。

2019年1月15日現在、世界では60カ国、150の業種で2655社が認証されています。PatagoniaBetter World Books(アメリカでのバリューブックスの同業者)、Ben & Jerry’sKickstarterダノン(ノース・アメリカなど9法人)、ユニリーバなど。

アメリカだけでなく、ヨーロッパ各国、いくつかのアジアの国では認証を受ける企業が増えているのですが、現在日本でB Corp認証を受けている企業は、6社のみ。まだまだ、この B Corporationという言葉や概念の認知度も低いのではないでしょうか。

バリューブックスはどうするの?

タイトルには、「 B Corpの旅、始めます」と書きましたが、実は、バリューブックス、このB Corpの旅を2015年に始めていました。

2015年にB Corpの存在を知り、そこから2016年に、B Lab(サンフランシスコオフィス)や、アメリカでB Corp認証を受けている企業、PatagoniaやBetter World Booksも訪問して、自分たちにとって本当に必要なものなのか、価値を出せるものなのか、ということを掘り下げた議論も行いました。

2016年4月、B Labサンフランシスコオフィスを訪問。B Corpについて理解を深めると同時にバリューブックスの事業についても説明。Photo by Hiroyuki Okuma(VALUE BOOKS)

B Impact Assessmentも2015年から2016年にかけて行い、昨年、2回目を途中まで行っていましたが、現在保留中。というのも、本日2019/1/15に(おそらく日本の夜中〜16日日中)Assessmentのツールが、新しいバージョンに更新される予定です。このバージョン更新後、B Impact Assessment を再開します。

B Corpの旅、始めましょう!

書きたいことは、まだまだたくさんあるのですが、次回以降、なぜ B Corpに関心を持ったか、バリューブックスが認証を受けようとしている理由、また、認証を受けるプロセスや課題など、できるだけオープンに発信して行きます。

私の語彙力の問題もあるとは思うのですが、B Corpのサイト(英語)から、日本語に訳して発信する時、「英語で理解した意味をうまく日本語に落とし込めない」と思うことが多々あり、今まで、発信を何度も躊躇してきました。でも、B Corpで大事にしていることの1つは、Transparency(透明性)。だったら、悩みも共有して、みんなで作っていけばいい、と最近ようやく思えるようになりました。これから、B Corpについて、違和感を残したままの日本語で発信することもあるかもしれません。「こういう表現の方がいいのでは?」というご意見、大歓迎です。

言葉の解釈や表現に限らず、B Corp全般について、バリューブックスの社内はもちろんなのですが、このストーリーを見てくださっているみなさんと、試行錯誤しつつB Corpの旅をご一緒できたら、日本でのムーブメントの一端をみんなで担っていけるのではないかと思っています。

どうぞよろしくお願いします!