30年30話 03 長友啓典×阿川佐和子

『30年30話 クリエイター30組の対話によるデザインの過去・現在・未来』第3話はアートディレクターの長友啓典さんと作家でエッセイストの阿川佐和子さん。

伊集院静さんの紹介でゴルフ場で知り合ったというお二人。阿川さんが聞き役にまわり、長友さんのこれまでのキャリアが語られます。

鉄工所の社長宅に住み込んで十数匹のシェパードの世話役をしていたときに、ひょんなことでグラフィクデザインに出会う。そんな意外なきっかけから予備校や学校に通い、田中一光さん、そして山城隆一さんの事務所で働くことに。お二方とも色に厳しかったというそのときの体験が、その後の長友さんを形成したようです。

長友 僕は色も言葉だと思うんです。そうして言葉を覚えていく。
長友 夕日の赤と朝日の赤の違いを平面の印刷で出すときに、色を知っているのと知らないのとではえらい違います。

何度もポスターカラーで色をつくることで、血肉化された色の感覚が自身の言葉となる。和田誠さんが手掛けた日活名画座のポスターを分析したことも。

阿川 お話を伺って思うのは、チャンスを与えることも大事だけど、自分で探しにいくことが自分の力になるということ。

“自分で見て掴む”。そのためにもまず必要なのが、自分の言葉、ということなのでしょう。他にも、ゴールデン街での映画『竜馬暗殺』制作秘話や、安西水丸さんとの出会いなどについても語られています。

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