『30年30話 クリエイター30組の対話によるデザインの過去・現在・未来』の第4話は、グラフィックデザイナーの宮田裕美詠さんと、デザイン事務所KIGIのアートディレクター/デザイナーの渡邉良重さん。
渡邉さんの普段の仕事の進め方や考え方が、宮田さんの質問により引き出されます。
渡邉 食は健康な体で長く仕事をするための基本です。
渡邉さんが以前所属されていたドラフトの頃は外食が多かったけれど、東日本大震災をきっかけに食を意識するようになり、KIGIとして独立してからは社員自らで夕食を作り、みんな一緒に食べようになった。デザインに限らず、仕事を継続していくことは、たしかに食への関心と深く結びついているだろうと思います。
渡邉 創作にオン・オフはあまりいらなくて、いつでも日常と同じもの。そうでなければこの仕事はできないよね。
グラフィック・デザインと併行して、イラストやプロダクト・デザインの仕事を両立されている渡邉さんのワークスの秘密は、日常と仕事が無理なく溶けあっていることにあるのかもしれません。
このほか、デザイナーの道を選んだ理由や、自然との触れ合いなどについて語られています。