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以前、秋田向けSNSの愛称を考えてそっちを今後使っていこう!という記事を書いた。それから全然良い名前が浮かばなかったため、今日は図書館から借りてきた秋田に関する本をひたすら読んでいた。といっても3冊しか読んでいないのだけれど。

その結果わかったのは、「俺、秋田のこと何にも知らないや…」ということだった。

秋田で「鍵をかける」ことを「鍵をかう」と表現することを知らなかった。
「かくのだて」を「かぐだで」と言うことを知らなかった。
「かやぎ」という郷土料理を知らなかった。
「秋田書店」は秋田にある書店だとずっと思っていた。
「秋田の人なら誰でも知ってる」と書かれていた「秋田音頭」を知らなかった。
「八郎潟」の元になっている「八郎」の伝説をきちんと物語として読んだことが無かった。

18年秋田で過ごして、秋田のことはそれなりに知っているつもりだった。でも、そんなことは全然無くて、知らないことばかりだったことを知った。

秋田では冬にお祭りがあることを知らなかった。
秋田に(大好きな日本史に関係しているのに)石田三成・真田幸村のお墓があることを知らなかった。
秋田に「人魚の供養札」というのがあることを知らなかった。

秋田に18年住んで、それでも知らないことはたくさんあった。
よく考えれば当たり前だけれど、その事実に驚き、自分の18年に失望し、だけれどその事実が、何より嬉しかった。
かつて自分が何も無いと決めつけ離れた故郷には、まだまだ面白い伝承・慣習がたくさんある。
地元を離れてはしまったけれど、故郷について学べること、学ぶべきことはまだまだたくさんあるんだ、と。
今、これまでの人生で一番と言えるレベルで秋田に夢中だ。小学生の頃、秋田の地理を勉強する時間に全然興味を持てなくて授業を聞いていなかった自分が、だ。
今、二十年以上の時を超えて、図書館で秋田の本を借りて勉強している。この事実が最高に面白い。

結局秋田SNSの愛称のヒントは得られなかったけれど、楽しい時間を過ごしている。これからも秋田について学び、秋田を盛り上げる方法を考え、そして何より、秋田SNSの愛称を考えていきたい。そう思った土曜の夜だった。

※今も現在進行系で悩み中なので、何かアイディアがある方はツイッターまでご連絡頂けると嬉しいです。よろしくお願いいたします。

2018.3.20追記
ツイッターでご連絡頂き、愛称は「あきたぷらす」に決定いたしました。
詳細はこちら


現在アルファテスト実施中の地域SNSで、「今の名前だと秋田ということが伝わらなくてわかりにくい」という趣旨のご意見を頂いた。
デスヨネー…知ってた。。

とはいえ、勢いで決めた名前ではあるものの、すでに愛着のある現在の名前を変えるつもりもない。(もうドメイン取っちゃったし!)
それでは、どうするか。

「そうだ、今の名前はシステム(プログラム)の名称なんだから、それとは別に愛称みたいなものを考えてそっちを押し出していこう!」

と、これまた勢いではあるのだけれど唐突に思いついた。
というのが、3日前(くらい)。ネーミングセンスが無いのでそれからずっと悩んでいる。
最初は「秋田Web」とかも考えたけど、調べたらすでにある。
あるよね、そりゃ。知ってた。

というわけで、引き続き愛称を考え中です。
もちろん他の改修もやりながらなので、いつ決まるかわからないけれど。
もし「こういう名前はどう?」という案がございましたら、是非お気軽にお声がけ頂けますと嬉しいです。

よろしくお願いいたします。

2018.3.20追記
ツイッターでご連絡頂き、愛称は「あきたぷらす」に決定いたしました。
詳細はこちら


昨年末に「秋田向けの地域交流SNS」というのを開発・リリースしたのだが、その中でマスコットキャラクターとして、各地域(県北・県央・県南)ごとに公式キャラクターを設定している。今日はその話をしてみたい。

私はプログラムを書くことは拙いながらも何とかできるのだが、イラストを描く才能というのはまったくない。なので、このキャラクター制作に関してはどうしてもイラストが描ける方から力を貸して頂く必要があった。

とはいえイラストが描ける知り合いというのも心当たりがなかったので、いろいろ調べてココナラというサービスを見つけた。このサービスではアイコンやイラスト制作が得意な方が登録されていて、アイコン制作を直接依頼できる。またどんなイラストを描く方なのかサイト上で事前にわかる上に、料金もはっきり書かれているので依頼に当たっての不安が全然無かった。

アイコンを制作されているクリエイターさんは何人もおられたが、その中でも特に気になったクリエイターの方が二人おられたので制作を依頼することにした。その中で誕生したのが以下の公式キャラクターたちだ。

九斗(きゅうと)

こちらは県北の公式キャラクター、九斗(きゅうと)。県北の名産、きりたんぽを持ったわんぱくな秋田犬、というキャラ設定だ。このイラストは一番最初に提出して頂いたイラストで、そのためか一番愛着があり、サイト内以外でもSNSのアイコンとして使わせて頂いている。(このブログとか)


昨年末、故郷である「秋田県のためのSNS」的な個人開発アプリを作って、とりあえずアルファ版(厳密な定義は知らないが、自分としてはバグがあるかもしれないけど興味ある人は使ってね、的なレベルで呼称している)として公開して一ヶ月以上が過ぎた。

最初は、「秋田のためにWebエンジニアとして何かできることはないか」というのが開発を始めたきっかけだった。でも、作っていくうちにだんだんやりたいことが増えていった。(詳細はサイトにも書いてあるので興味がある方はご一読頂きたい)

とはいえ地方活性化のような大きなテーマで自分にわかるようなことなど皆無だ。なので、今回の開発ではとりあえずやってみたかった技術を一通り試した。
秋田の情報の自動収集。公式キャラクターに話しかけたら自動で返事を返してくれるchatbot的な機能。その他にも直接画面では伝わらないかもしれないけれど、技術的な要素でチャレンジしてみたところがいくつかある。
しかし技術は所詮技術。よほど画期的なものでない限り、人を集めることなど出来はしない。

そういった経緯もあり、まずは秋田県の人が関心を持つような地元のニュースやイベント情報、求人情報なんかを自動で拾ってきて発信することを目標にしている。それは技術的にはそう難しいことではないし、拾ってきた情報を元にユーザー同士で盛り上がってくれれば自然とコミュニティとして成立していくんじゃないか、と淡い期待を抱いたりもしている。

上のツイートでも書いた通り、地元キャンペーン的な情報も、できれば自動で収集したい。どういう形になるかはわからないが、とにかくこれを成し遂げるには秋田の企業・個人商店等に協力して頂く必要があるのではないかと思っている。個人サイトでどこまでできるかはわからないが、できることを自分なりのペースで頑張っていきたい。


先月「秋田向け地域交流SNS」としてWebアプリをリリースした。
現在はアルファ版という形で少数のテストユーザーに触って頂き、バグを教えて頂いたり改善案を伺ったりしている。ひとまず改善が落ち着いてきたので、ここ数日で行った改善とこれからやりたいことを書いてみようと思う。

ちなみにここにわざわざ書かなくても実はTrelloで公開してたりもする。
ツイッターで頂いたご意見をこちらに転記して、「今何をやっているか」をひと目で確認して頂けるシステムになっている。

アルファテストを実施して本当に良かったと思った点の一つに「何をやるサイトなのかわからない」というご意見をたくさん頂けたことが挙げられる。
触ってみて頂ければわかるのだが(と言いつつまだアルファ版なのであえてURLはここには書かないが)、言われてみればそりゃそうか、と思った。

作っている人間はもちろん何のためのサイトかわかっている。
でも、ユーザーにとってはそうではない。そんな当たり前のことでも、一人で作っていると忘れてしまうものだ。(自分だけかもしれないが)
すごい張り切って作り込んで、いざリリースしてから「何がしたいのかわからん」と言われてしまうと、凹む。すごい凹む。マジだ。
なので、早い段階でこれを言ってもらえるのは本当に助かる。

ちなみにこれ以外でも、少しでも挙動がおかしい、理解ができないといったことがあればツイッターまで教えて頂けると本当に助かる。
何故かこういうテストをお願いすると、何かあったときに人は「あれ?自分が何か間違えてしまったのかな?」と思ってしまうものらしい。そしてもう一度試してうまくいくと、「きっと勘違いだったんだろう」で済ませてしまう。そんなことはなくて、「あれ?」と思わせてしまった時点で良くないことなのだ。
なので、思ったときに教えてもらえた方が作っている側としてはすごく助かる、ということをこれを見ているかもしれないテストにご協力頂いているユーザーさんのために書き残しておく。(あと直接リプライやDMでご指摘頂けると通知が来るのでありがたいです。。)

で、何やってたの?

前置きがとても長くなったが本題である。
昨日、投稿内容にタグを付けてどんな内容の書き込みなのかわかるようにした。
何だそれだけか、と思われるかもしれないが、割とこれは大事な話で、私が作りたいのは「交流できる地域情報誌」的なサイトだ。
秋田のイベント、行事、ニュース、新しくできたお店、お得なキャンペーン、etc…
そういったものを発信してもらって、それにユーザーがレス(返信)を付けることで、各々の話題で盛り上がって頂きたい。

例えば秋田で同人イベントやお祭があったときに、そういった情報を誰かが投稿する。それに運営者や参加者がレスを付けていけば、単にイベント情報を掲載するよりもライブ感を持った記事が出来上がる。これが私の「交流できる地域情報誌」のイメージである。

今まではこれが無かったので、劣化版ツイッターみたいな感じになってしまっていた。でも実際にやりたいのはツイッターをなぞったサイトではなくて、秋田を盛り上げるためのWebサイトだ。(むしろそのためにツイッターとはなるべくいい感じに連携できるサイトを目指している)
現状がそのためのベストなのかというとそれもまた自信は無くて、アルファテストでご意見を頂いていくうちに軌道修正していくかもしれない。

先ほど書いたように、最終的に実現したい方向性は決まっている。
なので、もし改善案を頂いても秋田を盛り上げるために必須ではないな、と考えた場合は申し訳ないが後回しにしてしまったり、却下してしまうこともあるかもしれない。(あと普通に予算や時間の関係でできなかったり)
それでも構わない、秋田を盛り上げるために協力しても良い、という方は是非ツイッターでお声がけ頂きたい。

ちなみに今後は、chatbotが自動で秋田の情報を収集して投稿してくれたり、記事をもっと見やすくするための改修を入れていく。
個人開発なのでスピード感は今ひとつではあるが、今後も地道に頑張っていこうと思っているので応援頂けたら幸いである。


2018/6/20追記
本記事の内容はだいぶ前に書いたもので、現在はベータテストに移行しております。「あきたぷらす」としてサイトを公開済みですのでお気軽にご利用ください。
バグのご連絡や開発要望等ございましたらツイッターまでお気軽にご連絡ください。よろしくお願いいたします。

— — — 以下、過去の記事内容です。

以前、「秋田のための地域交流SNSを作ろうと考えた話」というのを書いたのだけど、今回ようやくそのアルファ版が完成しました。

アルファ版なのでまだ本当に最低限の機能しか実装していなくて、やりたいことの半分もできていない。まだまだこれからのWebサービスなのだけれど、ひとまず最低限動くところまでは出来たので公開してみることにしました。

元々やりたかったことは以下の通り。

・地域の情報を書き込んだり、それに返事をして交流できる
・書き込んだ情報をツイッターでシェアできる
・チャットボットというプログラムを置いて、秋田の情報を自動で収集して投稿してくれる
・そのチャットボットに話しかけると返事をしてくれて、ちょっとした掛け合いを楽しめる

このうち、チャットボットが秋田の情報を自動収集してくれて投稿、というのはまだできていないのですが、それ以外の部分は最低限動くようになっています。
チャットボットとの掛け合いをもう少し楽しめるようにしたかったけど、時間が足りませんでした。。これからもっと成長させていきたいと思っています。

自分の中で「こうしたい」というのはあるのですが、実際に使ってもらって、「こういう機能があったらいいな」とか、「ここわかりづらい」みたいな感想を頂けると嬉しいです。ずっとテストしてるより使ってもらった方が楽しいし。

そこで、現在公開中のアルファ版のテストにご参加頂けるテストユーザーを募集します。参加条件は、秋田在住/出身の方で、ツイッターアカウントを持っていること。あと、まだアルファ版なので多少の不具合やわかりづらい機能にも辛抱強くお付き合い下さる方、よろしくお願いいたします。

興味のある方はツイッターアカウントまで。よろしくお願いいたします。


前のストーリーでも書いたが、今「秋田向け地域交流SNS」というのを開発している。している、といってもまだ開発環境を整えただけで実装自体はこれからなんだけれど。

私は過去3つほど個人開発プロダクトを作っていて、それは全部一人でコツコツと作り上げてきたものだった。企画も、デザインも、プログラミングも一人。しかし今回は友人のデザイナーさんが一緒なので、一人でやる場合とは勝手が違う部分もある。今回はそんな話をまとめてみたい。これからデザイナーさんと共同作業をするエンジニアの方の一助になれば幸いであるが、自分でもまだ模索段階なのでもっと良い方法やツールがあればコメントを頂ければ非常に嬉しいのでよろしくお願いします。

コミュニケーションツール

Slack一択。先日一時的に落ちたけど。やっぱりちょっとした相談事には気軽なチャットツールが欠かせない。とはいえ対面のコミュニケーションも大事なので、開発が落ち着いたらそのうち飲みに行きたいとも思っている。

タスク管理ツール

Trelloを採用した。小規模チームで、タスクが複雑じゃなければこれで十分だと思う。タスクを登録したり完了させたりした場合、Slackの”progress”チャンネルに通知がいくようにしている。ちょっとお互いにプレッシャーを掛け合うことを期待しているが、自分のタスク消化が遅いのでまったくプレッシャーを与えられていない。逆に自分がプレッシャーを感じる始末。

プロトタイプ作成ツール

Adobe XD。これは完全にデザイナーさんに依存してしまっているので正直よくわからない。実際に動くプロトタイプを作れるので自分たちもイメージが湧くし、人に説明するときにも役立つ。更新をお願いするときにちょっと腰が引けてしまうのが難点。(性格の問題)
ちなみに個人開発のときはnu boardというノートみたいなホワイトボードにざっくりデザインを描いてスマホで撮影して(ひとりぼっちの)Trelloに貼ってデザインを固めていた。デザイン得意なエンジニアはProttとかも良いと思う。

ちなみに「プロトタイプを作ったら実装前にユーザーに会って触ってもらって感想を聞け!ニーズを探れ!」みたいなのが書かれている本やサイトを見かけるが、そんな強いハートは持ち合わせが無いので無理。ペーパープロトタイプでインタビューとかいう話を聞くけど、勇者か何かなんじゃないかと思う。自分はある程度は動くようになってないと説明できないし対面して説明とかきっと(絶対)嫌な汗を大量にかくと思うのでやらない。

開発環境

これは本筋じゃないのであまり多くは触れないが、Vagrant上にCentOS7+Nginx+uwsgiという構成で作っている。フロントエンドはVue.jsを採用予定。Vagrant Boxをがっつり作って丸ごとデザイナーさんに渡す形で環境の共通化を図ろうと思う。

リポジトリ管理

Bitbucketを採用予定。Githubのプライベートリポジトリは個人には少々キツい。いずれは移したいけど。

とりあえず今やっていることをまとめるとこんな感じだろうか。他にも何か知りたいことがあればコメントもらえたりしたら追記していきたいと思うのでお気軽にどうぞ。ツイッターもあるよ。

こんな感じで環境を整えて動き出しているので、今後も進捗状況を書いていこうと思っている。とりあえずざっくりできたらお試し操作ができるようにしたいと思うので、興味がある方はご一報頂けますと幸いです。


前回「ワクワク駆動でスタートアップを作っていきたいぜ!」という話を書いてしばらく間が空いてしまった。何をしていたかというと、まさに「ワクワク駆動」で動けるプロダクトの案を考えていた。

どんなプロダクトかというと、一言で表すなら(自分の出身地である)秋田のための地域交流SNS、になる。といっても単に秋田の人が秋田の話題で楽しむだけじゃなくて、外から見たときに「秋田って楽しそうだな、旅行してみたいな、住んでみたいな」と思ってもらえるようなサービスにしたい。

というのも、秋田の現状がけっこうヤバいらしい。2017年は人口が100万人を割ったそうだ。1930年以来86年ぶりらしい。ピークは1956年の135万人で、そこから26%減少したらしい。これはヤバい。昔同窓会に参加したときにも「秋田では仕事が無くて今東京に出てきてる」という声が聞こえてきた記憶がある。多分今も変わらないだろう。「秋田 消滅可能性都市」とかで検索すると記事がわんさか出てきて悲しくなる。

かく言う自分も、大学入学時に秋田を出てそのままの人間なので今さらどうこう言う筋合いじゃないのだけれど、それでもWebエンジニアとして今自分が故郷のためにできることは無いか、と考えたときに「秋田を盛り上げるSNS」という考えにたどり着いた。

「SNSなんてすでにフェイスブックやツイッターがあってレッドオーシャンなのに何がスタートアップだ無知め」と思われるかもしれない。自分もそう思う。でも地域を絞り込んで、かつ既存のSNSとうまく連携を取れれば、日本中・世界中をターゲットにしたSNSとは違う戦い方ができると思う。秋田のニュース、秋田の行事、秋田の仕事。秋田の仕事だけで足りないなら、今ならリモートでできる仕事なんてのもわんさかある。それをできるだけかき集めて、話題を提供する。秋田の人には普通に自分たちの地域の話題で盛り上がってもらう。その一方で、UターンやIターンで秋田に行きたいという人たちに呼びかけていく。そんなスタイルを確立していきたい。

自分には地域活性化のノウハウなんてない。サービスを作った後のPRだって、何をどうすればいいのかわからない。あるのはほんの少しのWebの知識と、この話を聞いて手伝ってくれると言ってくれたWebデザイナーの友人。それとやる気だけだ。それでも、この企画を思いついたときのワクワクを忘れずに、実現に向けて頑張っていきたいと思う。

秋田の魅力をまだ知らない人たちに届ける、そんなサービスを作りたい。秋田の現状、UターンやIターンの実際、リモートワークで地方で働くことができるのかどうか等々。調べなきゃいけないことは山ほどある。情報提供してくれる方募集中で、ツイッターアカウントも作ったので、気軽に声をかけてもらえると嬉しい限りである。よろしくお願いいたします。


10年以上前、自分でWebサービスを開発して運用している人たちに憧れていた。自分のアイディア一つとプログラミングの力で、ビジネスを作り、それをどんどん大きくしていく。自分もそういうステージに立ちたいと切望した。

しかし、大学卒業時にはそんなスキルは無く、いわゆるSIerで6年近く新卒文系プログラマとして基礎から学んだ。といっても仕事は金融系で、Web系とは程遠い現場だったので、Webに関してはほとんど独学だ。深夜まで勉強して、PHPの入門書を読みふけりながら、座ったまま寝ていたり、横になって読んでいたら寝落ちして落ちてきた本が顔にぶつかって目を覚ましてはまた読んで、といった生活をしていた。

その後転職して、念願のWeb系の仕事に就くことができた。少しずつできることが増えて、数年経ったある日、一念発起して一人で企画・開発・リリースして、Webサービスを立ち上げた。

アイディアはあるけどプログラミングができなくてそれを実現できないプランナーと、エンジニアとして働いてはいるが作りたいものが見つからない(でも何かを作りたいという願望はある)エンジニアのマッチングサイトで、SeekGeeksというWebアプリだ。初めてのWebアプリということもあって、たいした機能は無い。本当にマッチングするだけだ。それでも一生懸命作った。そして何より、面白かった。ワクワクした。いや、過去形で語るのは適切ではない。今もなお、面白いし、ワクワクしている。

その後もいくつかWebアプリを作ってリリースした。企画からリリースまでのスピードは最初に比べたら随分と速くなった。ウデはともかくとして、これで自分は10年前に夢見ていた「自分でWebサービスを開発して運用している人たち」になれたわけだ。今ではこういう人たちを個人開発者と呼ぶらしい。でも、これはまだゴールではない。自分のアイディアとプログラミングで、Webサービスは作った。しかしまだビジネスには至っていない。自分が立ちたかったステージは、ビジネスを作れるエンジニアだ。そしてこの次のステージは、今ではスタートアップと呼ばれているものなんだと思う。10年前そんな言葉は無かった(と思う。少なくとも流行ってはいなかった)。実にワクワクする言葉だ。そして何より、憧れる。10年経っても、その気持ちはまったく色褪せてはいない。随分と時間はかかってしまったが、今度こそ自分はそのステージに立ちたいと思った。

自分には世界を変えたいだとか、人類の新たな未来を創るだとか、そんな大それた目標は無い。でも、ワクワクする。憧れる。それでいいと思う。ワクワク駆動スタートアップ、憧れ駆動スタートアップだ。正直、個人開発からどこをどう変えていけばそうなれるのかはまだわからない。だけど、それでも。今自分にできることはきっと何かあるはずで、まずはそれを見つけたい。千里の道も一歩から。すでに一歩は踏み出した。次の一歩、さらにその先の一歩を、ワクワクしながら進んでいきたい。

msys ny

秋田向け地域交流SNSを運営中の個人開発者。「交流できる地域情報誌」を目指して頑張っています。https://vary-region.com

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