秋田のための地域交流SNSを作ろうと考えた話

msys ny
3 min readOct 1, 2017

前回「ワクワク駆動でスタートアップを作っていきたいぜ!」という話を書いてしばらく間が空いてしまった。何をしていたかというと、まさに「ワクワク駆動」で動けるプロダクトの案を考えていた。

どんなプロダクトかというと、一言で表すなら(自分の出身地である)秋田のための地域交流SNS、になる。といっても単に秋田の人が秋田の話題で楽しむだけじゃなくて、外から見たときに「秋田って楽しそうだな、旅行してみたいな、住んでみたいな」と思ってもらえるようなサービスにしたい。

というのも、秋田の現状がけっこうヤバいらしい。2017年は人口が100万人を割ったそうだ。1930年以来86年ぶりらしい。ピークは1956年の135万人で、そこから26%減少したらしい。これはヤバい。昔同窓会に参加したときにも「秋田では仕事が無くて今東京に出てきてる」という声が聞こえてきた記憶がある。多分今も変わらないだろう。「秋田 消滅可能性都市」とかで検索すると記事がわんさか出てきて悲しくなる。

かく言う自分も、大学入学時に秋田を出てそのままの人間なので今さらどうこう言う筋合いじゃないのだけれど、それでもWebエンジニアとして今自分が故郷のためにできることは無いか、と考えたときに「秋田を盛り上げるSNS」という考えにたどり着いた。

「SNSなんてすでにフェイスブックやツイッターがあってレッドオーシャンなのに何がスタートアップだ無知め」と思われるかもしれない。自分もそう思う。でも地域を絞り込んで、かつ既存のSNSとうまく連携を取れれば、日本中・世界中をターゲットにしたSNSとは違う戦い方ができると思う。秋田のニュース、秋田の行事、秋田の仕事。秋田の仕事だけで足りないなら、今ならリモートでできる仕事なんてのもわんさかある。それをできるだけかき集めて、話題を提供する。秋田の人には普通に自分たちの地域の話題で盛り上がってもらう。その一方で、UターンやIターンで秋田に行きたいという人たちに呼びかけていく。そんなスタイルを確立していきたい。

自分には地域活性化のノウハウなんてない。サービスを作った後のPRだって、何をどうすればいいのかわからない。あるのはほんの少しのWebの知識と、この話を聞いて手伝ってくれると言ってくれたWebデザイナーの友人。それとやる気だけだ。それでも、この企画を思いついたときのワクワクを忘れずに、実現に向けて頑張っていきたいと思う。

秋田の魅力をまだ知らない人たちに届ける、そんなサービスを作りたい。秋田の現状、UターンやIターンの実際、リモートワークで地方で働くことができるのかどうか等々。調べなきゃいけないことは山ほどある。情報提供してくれる方募集中で、ツイッターアカウントも作ったので、気軽に声をかけてもらえると嬉しい限りである。よろしくお願いいたします。

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msys ny

秋田向け地域交流SNSを運営中の個人開発者。「交流できる地域情報誌」を目指して頑張っています。https://vary-region.com