目の光るおばけパズル LOT201810 販売のお知らせ

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おばけパズル試作品(電磁誘導による木製品のインタ ラクティブな発光)としてウッドデザイン賞を受賞した、目の光るパズルを販売致します。

こちらのモデルは完売いたしました。ありがとうございました。

簡単には完成しない!おばけがだます!?表でも裏でも正解に見える・インタラクティブな木工パズル。

“⾒た⽬の愛らしさとは裏腹に相当難しいです。” ⽇経テクノロジーオンライン
”センスがいいとしか⾔いようが無い” 明和電機社⻑⼟佐信道さん
”触る⼈に空⽩をあたえて、埋めたがらせるプロダクト” TMCN 伊藤さん

目の光るおばけパズル LOT201810

価格:100,000円(税込・送料込)

178mm x 253mm x 9mm シナ合板製
A4サイズトートバッグ・USBケーブル・箱つき

専用箱

販売モデルについて

・今回販売するモデルは試作品です。そのため製品の保証は基本的にはありません。ただし、以下の評価を行っています。

<耐衝撃性>
•試験項目1
makita125mmランダムオービットサンダモデルB05041
粒度240最大回転12,000min(回転/ 分)(振動3 軸合成値3.5m/s2)
上記サンダで2分間の振動を与える
結果:評価OK(問題なく動作)

•試験項目2
台座を垂直に立て、フローリング床で倒す評価を実施
結果:評価OK(問題なく動作)

<連続動作>
•150時間連続動作
結果:評価OK(問題なく動作)

・ウッドデザイン賞を受賞した写真のモデルはprototype2と呼ばれる第二世代の試作基板によって作られていました。今回の目の光るおばけパズル LOT201810はprototype3と呼ばれる第三世代の試作基板で作られており、この基板は5枚作られました。そのうちの1枚を使用した、1台を販売致します。

ウッドデザイン賞受賞モデルprotype2との差

Prototype3では
・マイコンを使用。
おばけがランダムにまばたきする機能が実装されています。
電源の魂の形をしたおばけの目が光ります
ボタンがプッシュダウン・プッシュアップ型から単純な実装プッシュ型になっています。

・光量がUP
LEDへの送電回路側の工夫・機械的構造の工夫により、光量がUPしています。

電源の魂の形をしたおばけの目が光っているところ

試作基板5枚のそれぞれ

№1:ウッドデザイン賞受賞展示等、巡回展示を行っています
№2:Autodesk Fusion360スポンサードモデルとして売却
№3:完売いたしました
№4:受注生産受付=>完売いたしました
№5:完売いたしました

特徴・設計

むずかしい!正解で目が光る!でもピースが表でも裏でも、間違っていても目がひかったりするおばけだまし機能搭載。というコンセプトで開発をスタートしています。

デザイナーが似ているカーブでおばけを構成し、パズルとしての難易度をあげながら、それぞれ特徴のあるおばけに。

機構設計・電気設計担当がそれぞれ必要な基板・構造レイアウトを検討しながら、デザイナーの引いた線を一部修正依頼をしていく形で形状を最適化しています。(もちろん、パズルの難しさは健在のまま)prototype2で非常に苦心した組み立て構造の改善なども大幅に取り込んでいます。

これにより9mmという極めて薄い厚みを実現しています。

目が光る仕組み
・基板に作画されたコイルによって、送信。
・共振用コンデンサを用いたLC並列共振回路の2点を応用し、送受信基板間に10mmの木材を挟んでもLEDを点灯することが可能な超薄型かつ小型のワイヤレス給電システムを開発し、搭載しています。

水晶発振子とインバーターICによるシンプルな発振回路にマイコン制御を加えること、複数のコイルへの給電を独立して制御しています。

開発目的や技術解説資料の一部を公開致します。

受信基板の小型化・薄型(0.6mm)化が実現できたことにより、マウント部品を含めて1.5mm厚の合板の間に受信基板を挿入することが可能となっています。
また、受信基板に電池/電源を持つ必要がないため、受信基板側での電池交換が不要です。

おばけがランダムにまばたきする機能は、電磁誘導を行う周波数帯にさらにPWM制御を重畳させており、あまり類を見ない制御が実装されています。

製作

1.5mm厚のシナ合板をレーザーカットし、台座やピースを作っています。1.5mmという厚みの合板はあまり一般的では無く、下町の卸問屋から直接購入し加工を行っています。

基板はメンバーによって設計され、その手によって0603サイズと呼ばれる1mm以下の抵抗を含む、非常に小型の電子部品をマウントしています。

メイン基板はマイコンを搭載。配線部分は改修の後
メイン基板にはコイルパターンが描かれており、これらが給電パターンとなる。
中央にもLEDがマウントできるように構成された子基板
子基板はこのようにばらし、ピースに入れる。子基板側は受電のコイルパターンが描かれている。
ピースと目の導光板

ピースは3枚構造で、中間に受信基板と導光板が挟まっているように構成してあります。表裏のピースには独自の遮光機能を施しており、薄い板から光が漏れることが無く、目のみ光るように工夫してあります。

ピース1枚1枚の貼り付け、台座の貼り付け含めて繊細な作業が要求されます。これらを丁寧に貼り合わせ、ずれや反りが無いように組み立てていきます。

6層、ずれないように丁寧に重ねています

貼り付けた後に再度240番・400番でやすりがけし、薄くニスを塗り、再度400番でやすりがけします。再度ニスを塗り、再度やすりがけ。片面ずつこれらの作業を行います。

完成すると1枚の板になるので、木目も揃います
角は丁寧にやすりがけし、柔らかな風合いになっています
マイクロUSBケーブルで給電し、スイッチを押すと電源がONになります

受賞歴

・第4回全国合板1枚・作品コンペ / 優秀賞受賞 (公益社団法人 日本木材加工技術協会等主催)
・Mashup Awards 2016 / インタラクティブ・デザイン賞受賞 (リクルート主催)
・GUGEN 2016 / Autodesk fusion 360賞受賞 (「P 板.com」主催 )
・ウッドデザイン賞2017受賞「技術・研究 試作品 ハートフル分野」
・ANA WonderFLY Creative Award こどもを夢中にさせる新発明! / Finalist

お問い合わせ先

ご購入希望やお問い合わせはこちらまでご連絡下さい:
こちらのモデルは完売いたしました。ありがとうございました。

obakepuzzle[at]gmail.com
facebooktwitterアカウントでも構いません

ぜひ秋葉原・ラジオスーパーで一度実物をご覧下さい。

よろしくお願いいたします!

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