Hello! I’m OGU from Pinterest Japan!

Ryosuke Ogushi
7 min readJul 13, 2017

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こんにちは。

2017年の7月になってようやくMediumで初ブログを書いています、

ピンタレスト・ジャパンでMarketing ManagerをしておりますOgushiです。同僚からはOGUと呼ばれてます。ちなみに前職はTwitter JapanなのですがTwitterの同僚からもOGUと呼ばれてました。

早速ですが今「あれ?なんでピンタレスト・ジャパンはカタカナで、Twitter Japanは英語なの?」と思われた方がいるはずです。いてください。理由はとてもシンプルです。

「Pinterest=ピンタレスト」がまだ浸透していないからです。

エゴサしてみたところ、いろんな名称が存在していることがわかりました

なので、当面の間はピンタレストという単語が浸透するように色々やっていく方針です。

こちらがロゴ(最新)です。「P」です。念のため。

https://www.pinterest.jp/RyosukeOgushi/boards/

これが私のボードたち。

ボード=いわゆるフォルダみたいなものです。

そこに含まれる個別のコンテンツをPin=ピン📌と呼んでいます。

ピンタレストの名前の由来は、ご存知の方も多いかもしれませんが

Pin(ピン) + Interest(インタレスト) です。

なので御察しの通り、基本的にはインタレストをピンしていくことを通し、世界中のアイデアを探すツールとして楽しんでいただいてます。

ところで、最近のいわゆるIT/Tech/Platformと呼ばれる部類のサービスによくついて回る表現の一つに「〜グラフ」というのがありますよね。

ちなみに、ピンタレストは・・?

まず「ソーシャルグラフ」ではありません。

実は(という表現が今のところ一番適切かと思います。)ピンタレストはソーシャルネットワークではありません。App Storeのランキングでもカテゴリはソーシャルネットワーキングに分類されてるのですが・・SNSであるという認識は我々にはありません。

では「インタレストグラフ」?これはサービス名がインタレストに由来していますしもちろん間違いではないのですが、ピンタレストで表現しうるものはそこからまたちょっと違うものです。それが

「テイストグラフ」というものです。

よく「いろんなテイスト」「好きなテイストで」表現しますよね。ピンタレストで表現しうるものは「これが好き(と言いたい!)」「こういうものに憧れている」「(人にあえて言うほどじゃないけど)これに興味がある」「これがなんか気になる(好きになるかどうかはわからないけど)」といったコンテンツ=ピンの集合体です。

例えば僕のアカウントをご覧いただくと、いろんな名前のボードにいろんなピンがしてあります。これが今の僕の「こんなのが好き/興味がある/気になっている/憧れている」の集合体です。これを言葉で全て表現するのは難しいです。なので僕はこう説明するようにしてます「これが僕のテイストです」。

インタレストと言うと、なんとなく特定や個別の興味関心と言うイメージが強くなってしまうかなと思っています。複数のインタレストに加え、さらにはインタレストより濃度の濃い(大好き/憧れ)&薄い(気になる、かも)ものを全部含めてみると、それが全部混ざって僕のテイストになっているのかな、と。これは僕の個人的見解も大いに含みますが。

SNSではない、そしてインタレストグラフともちょっと違う。それらに加えてきちんとお伝えしなくてはならないのが「タイムライン型のプラットフォームでもない」です。

タイムライン=フィード型、なんて言う表現もあります。それに対しての表現は「ストック型」となるでしょうか。

いずれにしろ、ピンタレストを使っていただいている方には既知の通り、タイムライン的なものはありません。じゃあどのようにしてコンテンツ=ピンに接触するのか。

基本的にはホームフィード(オススメ)と検索です。

ピンタレストに登録いただくと、まずはじめに好きなジャンル/カテゴリをお伺いします。そこをとりあえず(なんとか)選んでいただくとホームフィードにオススメのピンが表示されます。そこですぐに気になるものがあればそれをピンするために今度はボードを作成いただき(名前をつけて)、ピンをして・・と言うのが続いていくことになります。ホームフィードにお気に入りのものがないとき、今度は検索をして何かを探したり、今ですと特定のテーマで特集されたボードやピンのご紹介もしていますのでそこからなんか気になるものを探していただくことが可能です。

そんな流れでいくつか気になるピンが出てくると思います。出てきたとします。それをタップ/クリックすると今度はそのピンに関連したコンテンツ(ピンタレストではアイデアと呼びます)が表示されます。それらはピンタレスト側のアルゴリズムでもって「あなたはこんなのも好きじゃない?」という感じで提案されるものです。このアルゴリズムはピンタレストのユーザー=ピナーさんの日々のピンタレスト活動によって常に情報が蓄積され更新されていくものです。なので各ピナーと似たような傾向をもつ他のピナーたちがいるのでしょうし、将来的に例えば僕が「好きになりそうなもの」との出会いもあるかも、といった感じです。

ちょっと視点を変えた説明をしますと、ピンタレストでは基本的に、1つのコンテンツが複数のボードでピンされていることがほとんどです。いろんなユーザーが同じコンテンツに触れているのでそれは当然でしょうが、ここで面白いのが例えばそれぞれボードの名前です。

例えば「サーフボード」のピン。仮にそれがウッド調のベースカラーにエメラルドグリーン〜モスグリーンのグラデーションカラーがペイントされたボードだとします。(かっこいいカラーですよね、ってどうでもいいですねそれは。)

ある人はそれを「サーフボード」というボードにピンします。またある人は「インテリア」。さらにある人は「アート」。その先に、もしくはその根底にあるそれぞれのピナーの視点、違いますよね。サーフボードを「乗るもの」として見ている人、「飾る」「絵を描く」つもりで見ている人がいます。自分がそれのどれに当たるのか。さらには自分は「乗る」ためだけに見ていたつもりだけどそのうちサーフボードの「絵を描く」のが好きになってたり・・こんなこともあるかもしれません。とにかく世界中の人がいろんな「好きなもの」を自分の意思で探したり、思わず発見したりしているその行動がアルゴリズムで蓄積されていきます。

そう、ピンタレストはどちらかと言うと検索エンジンに近いサービスです。さらに言うと検索ではなく「発見」。サーチエンジンならぬ「ディスカバリーエンジン」と表現したりします。

「あの国の首都はどこだっけ」「あの会社の住所は」といった、回答があるものは検索したらものの数秒で解決する時代ですが、「今度いく夏フェス、どんな格好しようかな」は検索して数秒では解決しなさそうですよね。数回検索し直して、これだ!があるかもしれませんし、解決しないかもしれません。ピンタレストは後者のような検索に対し、回答を「発見」するお手伝いをするサービスです。なので「これは?」「じゃあこれはどう?」「これもいいかもよ」を繰り返します。

もちろん一発で解決する話ではないでしょう。現代、かつ日本のネットユーザーさんは特に、検索が非常に上手、特定の事柄をピンポイントで検索することが得意だと思います。そんな人には少しまどろっこしい瞬間があるかもしれません。でも、自分が思いもよらなかった「好き」「気になる」と出会ったら、結構楽しいです。

そんな話を経まして、次回は僕がピンタレストで体験した「発見」について書かせてもらおうと思います。

では、また!
OGU from Pinterest Japan

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