イヤホンを耳にいれる
それはつまり、iPhoneの音声をイヤホンに切り替えたいってことである。
イヤホンを耳からはずす
それはつまり、イヤホンとiPhoneを切断したいってことである。
イヤホンを耳にセットしてるときはそっちから音を聞きたいし、イヤホンを耳からはずしたら音をそっちに流さなくてもいいよ、ってことだ。人からすれば単純な話。
でも今までのBluetoothイヤホンはそれができなかった。
イヤホンを耳にいれたら(再生ボタンを長押しするなどして)電源をいれなきゃいけないし、イヤホンを耳から外すときは(再生ボタンを長押しするなどして)電源を落とさなきゃいけない。
特にめんどくさかったのが後者。
帰宅時にイヤホンを耳からはずしてその辺にぽんと置くじゃないすか。
でもiPhoneとBluetoothイヤホンはつながったままなので、iPhoneでなんか再生しようとしても音が鳴らない。あれ?と思ったら遠くでイヤホンからかすかに音がしてたという具合。それやってるとイヤホンのバッテリーも消耗する。
AirPodsはあれこれセンサーをつけてインテリジェントに動いてくれるため、
イヤホンを耳に装着する→音がそっちから流れる
イヤホンを耳からはずす→音はそっちには流れない
という一見単純だけど、実に使用感から不自然さをとりさる、当たり前だけど当たり前じゃなかった機能を実現してくれたのである。
こういうことの積み重ねが大事なのだ。