発表会では「ふーん」って感じで聞いてたんだけど、よく考えてみたら、キヤノンのBluetoothの使い方ってめちゃ賢いんじゃないかと気づいたのである。
Bluetoothってカシオもニコンもすでに搭載してるけど、どちらも「カメラ側からBluetoothの信号を出してスマホ側に仕事させる」方式。写真を撮るとカメラから「撮ったから送るよー」とスマホに連絡がいって、スマホ側が受け取る準備をして自動転送がはじまる。
これ、うまく働いてると超便利だけど、スマホ側の準備がうまくいかないと失敗することがある。
キヤノンが賢いのはその逆をやったこと。
そういうのをキヤノンリアリズムとでも名づけたい。
「カメラは常にBluetoothでスマホとつながってスタンバってるから、必要な時に勝手に写真を持って行っていいよ」機能にしたのだ(たぶんな)。
カメラは何もしない。ただBluetooth smartで何かいわれるのを待ってるだけなのである。だからカメラがバッグにはいってようが首からぶら下がってようが構わない。
カメラはスタンバってるので、さっき撮った写真を見たいと思ったらスマホを取り出してアプリを起動してカメラを起こして欲しい写真を引っ張ってくればいいのである。
気になるのはカメラ側のタイムラグ。Bluetoothでカメラを起こしてからWi-Fiが立ち上がって準備できるまでのタイムラグがどのくらいか(ええ、発表会でそれを確かめてこなかったわたしのミスです。cp+で聞いてみよう)、なんだけど、そこが快適なら賢い手だなあと思うよ。
実際に使ってみないとなんともいえないのは重々承知の上で、
わたしのOM-DやX-T2にも欲しい。Bluetooth搭載で出遅れたオリンパスと富士フイルムにはぜひこのキヤノン式を搭載していただきたく思う次第であります。