MBAの後継としてiPad Proを買う?

荻窪圭
4 min readJun 8, 2017

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長かったですな。WWDC 2017の基調講演。

長いのも宜なるかな。

WWDCであるからして4つに増えたOS、即ちiOS、watchOS、tvOS、MacOSそれぞれについて新バージョンとそのコンセプトや実装が解説される上に、今年は、世の中のトレンドとなっててフォローしていかなきゃいけない技術や概念なんだけどアップルがアプローチを明言してこななかったARやVRや機械学習も一気に盛り込んだ上に新製品まで出たのだから。

この辺、ひとつひとつにアップルらしさを追加されてはいるものの根本的な目新しさがないんだけれども、アップルとしてもおさえとかないとヤバいわけで、まとめて「うちもやってるんですよ」とフォローした感じか。面白そうなのはAR Kitかな。

ARやVRって、最先端の未来好きな人たちの間では当たり前の概念だけど、まだ一般の人たち……iPhoneやMacBookを使うIT系じゃない人たちのところに降りてくるにはちとこなれてない。もうちょっと先かな。とりあえず開発に高性能なPCが必要だった世界にMacも絡んできたということで。

で、ApplePayがらみとかiMac Proとかその他WWDCの詳細な解説はいろんな記事やコラムが出てるのでそれを読めばいいとして、とても個人的な卑近な話。

iOS11+iPad Pro。

フィジカルな意味で、タブレットの立ち位置ってスマホとモバイルノートの中間にあるわけですよ。でかさ重さ価格というフィジカルな意味です。

iPadって出たときに「単にデカいiPhone」じゃないかといわれたりしたわけで、iPadはスマホ寄りの位置に立ってた。

逆に、SurfaceのようにWindows 10を乗っけた2in1と呼ばれるモバイル用ノートも登場。こちらはモバイルPC寄りの位置にいた、というか薄くて軽くてタッチパネルを使えるモバイルPCだった。

今回、iPad Proは少し立ち位置をずらし、うまいことmacOSのデザインを取り入れて、独自のポジションにシフトしようとしてきたのである。

で、悩ましいのが、今使ってるMBA13の後継。

実は今使ってるMBA13は2010年モデル。7年前。よく動いてるよな。

仕事上、すぐ必要になり、AppleStoreで一番安いヤツ(メモリはなんと2GB!)を買って箱ごと、クライアントのとこに持って行ってその場で箱から出して、Wi-Fi経由で必要なあれこれを落としてセットアップしてすぐ使ったというアレなのである。

そのまま使い続けてるのだがさすがにメモリ2GBではできることも限られてて、家では原稿書き専用、外では取材時のメモ専用あるいはプレゼン専用になってるのである。

それでも非力にもほどがあるって状態なので、そろそろ買い換えなきゃまずい。でも7年間ずっと同じデザインのMBAってのも芸がないし、写真関連の作業はiMacでやること考えるとマシンパワーはそれほどはいらないのし、MBAには将来性もないので行くなら無印MacBookかなと思っていたところに、新型iPad Proである。

JISキーボードはつくわ(原稿を書くなら縦位置でキーボードを使いたいんだが)、ペンシルは役に立ちそうだわ、極めつけはiOS11でドラッグ&ドロップできたりドックが使えたりミッションコントロール的な画面でアプリを切り替えられたりとなると、テキスト入力マシンとしてそれなりの快適さを保ってくれるのなら、MacBookよさようならで、全面的にiPad Proにいっちゃうのはアリかも。

Filesアプリが各種クラウドドライブに対応してるってのがいい。原稿も写真も全部クラウドに保存すれば(今は原稿だけdropboxにいれてる。写真は大量すぎてクラウド移行無理)いいし。

2年後にはそうしてる気がする。

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荻窪圭

デジタル系フリーランス。原稿書いたり写真を撮ったり。這いつくばって猫に近づけ。東京古道散歩。古地図とめぐる東京歴史探訪。デジカメ・iPhone・iPad・Mac・ガジェット・猫・自転車・古道・古地図。仕事募集中。