どうすれば保育園問題を解決できるのか?(3)

保育園制度は「女性が働く=貧困家庭」が前提?

保育園に入園する条件に「保育を欠く」という表現がありますが、昭和の時代を経験している私には、これはどうも「女性が働く=貧困家庭」という前提が見え隠れしているように思われます。

たしかに、私が子供の頃、田舎では「保育園=比較的貧しい家庭の子供が預けられる施設」というイメージがありました。
要は「専業主婦が普通」だったわけです。

しかし、現在の保育園を求めている女性、保護者の内訳としては、貧困家庭でない方たちが大量に増えていっているのではないでしょうか。

つまり、保育園とは地方自治体の福祉課が担当しているように、本来は「福祉」だったはずなのですが、現在の需要はサービス産業になってきているように思われます。

そうなると、福祉としての保育園はこれまで通り維持しつつ、資本主義的競争を持ち込んだサービス産業としての保育園が必要なのではないか。

つまり、「女性が働く=貧困家庭」という前提の古い制度を変える必要があるのではないでしょうか。

まずは古い制度を改正し、いびつな保活競争に終止符を打つべきなのではないでしょうか。

もちろん、制度を変えても、それだけでは保育園問題は解決しません。
まだまだやるべき対策は一杯あると思います。

労働環境を変えていくこと、首都移転のようなものも考えられるでしょう。

しかし、まずは旧態依然とした保育制度を変えることが、抜本的な保育園問題解決の第一歩なのではないか、と私は思うのです。

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