Airbnb CEO ブライアン・チェスキーの2016年のイヤーノート
「文化を壊すな」で目にしたチェスキーのブログを何個か遡ってみました。アガる……。この人、マジでこういう人なんだ……。あとでチームに共有してワイワイするために、無許諾な抄訳をここに載せます。
The Eternal Treehouse
カリフォルニアで人気のあるツリーハウスのホスト、ダグとリンダ夫妻の話。
ダグとリンダは二人の子どものためにツリーハウスを作ったが、彼らが大きくなって家を出たあとは使いみちのないツリーハウスと取り残されたように感じていた。
5年前、ゲスト経験のあった長女が Airbnb に出してはどうかと勧め、以来1000人近いゲストを迎えてきた。
ダグとリンダは、ここはただの宿泊場所ではなく、二人の人生への玄関口なんだと感じていた。私やジョー(・ゲビア)、ネイツ(・ブレジャージク)も二人と交友を持ち、写真を撮ったり、イベントで登壇してもらったこともある。
3週間前、休暇中に、リンダが闘病の末乳癌で亡くなったという知らせを受け取った。ダグからのメールを読むまで、リンダにとって Airbnb がどういう意味を持つのか、私は本当には理解していなかったことに気づいた。
大きくなっていく Airbnb と、その作り出す文化を誇りに思う。いろいろな国と文化の人々を迎えたことを誇りに思う。 Airbnb の枠組みは世界中でこのようなプロセスを加速し続けるのだと強く感じる。リンダと私は、これが Airbnb とシェアリングエコノミーの、後世まで続く伝説になると信じている。小さい世界なのだ。一つの世界。一つの人々。
このメールは私のメールボックスのなかで三週間、スターを付けられて残っていた。私はゲストとしてリンダとダグのツリーハウスに泊まったことがないことに気がつき、休暇から戻り泊まってみることにした。

想像以上に魅力的で、個人的な場所だった。
ダグは、リンダがこのツリーハウスにどれだけ魂をこめて作ったか話してくれた。
今年もまた、新しいテクノロジーが世界を変えてきた。ドローン配達、バーチャルリアリティ、仮想通貨、自動運転車などがいい例だ。
私は、これらの多くのテクノロジーが私達の人生を想像しなかった方法で変えていくだろうと思う。しかし人々はこれまで通りに孤独で、切り離されていて、誰ともつながっていないままだ。
世界が必要としているのはただ新しいだけのテクノロジーではない。世界が必要としているのは、ダグやリンダのような人々だ。彼らは私たちに、人間は本質的に善きものなのだということを思い出させてくれる。
ダグとの会話を思い返してみると、ダグはリンダについていつも現在形で話していた。まるで彼女が亡くなっていないかのように。そして私もまたそのように感じていた。
リンダは、作り上げたツリーハウスと、触れ合った多くの人生とともに、これからもずっと生きていくのだ。
ダグとリンダ、ホストしてくれてありがとう。
マーク・ザッカーバーグもそうだけど、とにかく本気なんだよなあ。本気なんだもん。かっこいい。無邪気に本気でありたい。
