冷静と情熱のあいだ症候群


「それ、思考停止だろwww」っていうフレーズをグングニルのごとく振りかざす連中が憎い。1003回くらい同じこと言ってるけど、ちゃんと文章にしてみたことがないので、整理がてら書いてみる。何でムカつくのか考えてみたらパッと思いついたのは「はい論破」である。インターネット掲示板でたまに見かけるフレーズで、証明言うところのQ.E.D的な使われ方をしている。数学の証明問題には反論の余地がない。

一方、「はい論破」に関しては、扱う問題が感情から由来するモノであったり、0か1かでスパッと両断できないようなテーマばかり。なので、『論破した!』とされるその一撃は一見正しそうであるが、「分かった。じゃあ、それ現実世界の死にかけた老人に面と向かって同じ事言えるの?年収○○万のワーキングプアな人に言える?」と、いう疑問を投げたくなるようなモノだったりする。数式のような理路整然とした静かな世界向けの道具をノイズだらけで非線形な現実に無理やり当てこめようとしてるからか、「はい論破」がムカつく。

で、「それ、思考停止だろwww」に戻る。「はい論破」と全く一緒なのだ。相手の思考停止を指摘して何になるのだろう。それなら別の視点を提示したり、休憩を促すほうがよっぽど建設的だ。全能感あるその麻薬な単語を放てば放つほど自分の無能さを露呈しているということに気がつかない愚鈍さ、そしてこの行為が道化のソレではなく真っ当な労働力として認知されていることがムカつくのであろう。と思った。

脱・思考停止フレーズを聞くたびに「だったらお前のその溢れんばかりのクリエイティビティを発揮して、大好きなiPhoneを凌駕するイノベーションを安々と乗り越えてみせろよ」と。

「これだから日本企業からはアップルやグーグルは生まれないわけですよw」と嬉々としてるその時間で、その持て余した前頭葉オーバクロックでもしてそのアップルやらグーグルを超えてみろよ。批評家はいらないよねwってドヤってる泥クサ・スタバ・代官山蔦屋至上主義な奴らも相当気に入らないけど、上記な批評家は究極にシンドい。

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