オンリーワンのキャリア戦略

私の強みはどこ?
エンジニアになり2〜3年経過した頃、私のエンジニアとしての強みはどこに向かうべきか考えていたことがある。様々な技術勉強会に足を運んだり、普段触らない技術に触れてみたり、ビジネスに強くなるような学習をしたり、いろいろやっていたと思う。正確にはもがいていた。
そういう自分のキャリア戦略を意識するような時期から、バタバタと目の前のことを精一杯こなすようにこれまで生きてきて、ふと振り返ってみると以前の自分よりいくらかの武器を持ち仕事ができるようになっていた。エンジニアリングもさることながら、ビジネス、企画、採用、デザイン、教育など、その範囲は限定されていない。そして最近気づいたことがある。「興味」という名の引力で集められた「私」という特有の複合的なスキルや経験、価値観をもった人間が私であり、強みでもあると。
無抵抗の好循環
何もジェネラリストになれという話ではない。誰しも「興味」を中心とした唯一無二な価値を持ち合わせている。他人を真似て追随することよりも、内なる自分の興味に従順になることが、最大のキャリア戦略と言えるのではないだろうか。そして興味に従順になるということは、最も自分の中の抵抗が少なく、成長が著しく、そして成果に繋がるという、好循環を生み出すことができると信じている。
履歴書に書けない価値
ただ以前、転職活動の時に悩んだことがある。「私の良さをうまく履歴書に書けない」と。大した経歴もない、ものすごい実績をもっているわけでもないのだから、評価してもらえないんじゃないだろうか、と。しかし今、私が採用する側の立場で人と接していると、やはり書類上の評価は最終的にはさして重要ではない。立派な経歴や、列挙された実績よりも、その人が何に価値を置き、どんな経験の中で何を学び、何を感じて、何を語るのかを見ていて、そこに惚れるかどうかだと思う。決して経歴や実績は無駄とまでは言わないが、自分が自分らしさをどれだけ究めているかというのは重要なことではないかと思う。
フロー
「興味」でも「好き」でも「ワクワク」でも表現の仕方はいろいろあると思うが、内なる自分に流されていくことも大切なことだと、今は感じることができる。焦らず自分に流されてみよう。しかしそれは何となく流されるのではない。常に上を目指し、進む方向が正しいか、内なる自分との対話を繰り返す修行でもあるのだ。
