MUSICでプレイリストが消えた・重複した人が、iCloudミュージックライブラリをオンにしつつ従来のプレイリストも復活させる方法(7月3日版)

outsid3_r
7 min readJul 3, 2015

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どうも @outsid3_r です。
敬虔な信者たちがクラウド狼にやられてると聞いたので一助になればと思い記事を起こしました。

そのうちアップルから公式の案内が出ると思いますが、現時点での暫定的な方法として参考までにどうぞ。
もちろん、何の責任も取れませんので、自己責任にてお願いします。

■ 私の症状 ■

・iPhoneのMusicアプリのMy Musicタブのプレイリストが消えている

・デスクトップのiTunesでプレイリストが重複している(コチラは消えてはいない)

私の場合、以下の手順で直りました(Macbook Pro & iPhone6+)。

(1)あるべきライブラリをデスクトップで再構築(手動で重複を消し込み)

(2)iCloudミュージックライブラリのアップデート

(3)iPhoneでiCloudミュージックライブラリを再読み込み

まず、順を追って説明していく前に、MUSICの前提をペラ一枚絵で共有します。

・前提1. Apple MusicのiCloudミュージックライブラリ取り扱いは、契約の如何に関わらずiTunes Matchと同じ(詳しくはコチラ)

・前提2. iCloudミュージックライブラリをオンにしたら、従来のiTunes→iPhoneの手動同期ではなく、強制的にiTunes→iCloud→iPhoneの自動同期になる(iTunes Matchと同じ仕様)

特にこの前提2がまったくと言っていいほど情報として出てないのが混乱を招いている一因だと思います。

繰り返します。

MUSICのiCloudミュージックライブラリをオンにしたらiTunesからiPhoneへの手動の同期はありません!

では以下で詳細を述べていきます。
Mac&iPhoneの例として記述しますので適宜ご自分の環境に読み替えてください。

(1)あるべきライブラリをデスクトップで再構築

まずはiPhoneのiCloudミュージックライブラリを設定からオフにしてから(英語ですがお気になさらず)、デスクトップでiTunesを開きます。

デスクトップのiTunesミュージックライブラリがオンになっていることを環境設定から確認して下さい。

デスクトップのiTunesのプレイリストは(重複こそあれ)消えていない前提でこの先は話します。

残念ながら重複して見える貴方のプレイリストは既にiCloud上でもバッチリ重複しているので、手動で消し込みます。
(ライブラリファイルをロールバックさせるやり方だとiCloud上では重複したままになるので根本的な解決になりません)

ひたすらプレイリストからダブりをdeleteして下さい。これによって「重複したプレイリストを消した」ことがiCloudミュージックライブラリ側に次回アップデート時に伝わります(多分)。

そして、プレイリストがあるべきライブラリの状態に戻ったら、一度iPhoneをiTunesと手動で同期します(MUSIC以前の状態にiPhoneのMusicアプリの中味を巻き戻し)。

(2)iCloudミュージックライブラリのアップデート

次に、iTunesのファイル→ライブラリからiCloudミュージックライブラリをアップデートします。

この輪っかが消えるまで待ちます。途中、iTunesの応答がなくなることもあるかもしれませんが、焦らずある程度は耐えて待って下さい。

iTunes側はこれで終わりです。

(3)iPhoneでiCloudミュージックライブラリを再読み込み

潮は満ちた。あとはiPhoneで読み込むだけだ!

念のためホームボタンをダブルクリックしてMusicアプリをキルしておきましょう。

再びiPhoneの設定でiCloudミュージックライブラリをオンにして(WiFi推奨)、選択肢を問われるので統合ではなく下段の置換を選んで下さい。

これで、ファイルは先ほどローカルで同期したものに対し、プレイリストはiCloudからひも付けられて、ファイルを都度ダウンロードをする必要がない状態になります(統合の方はやってないからどうなるのか分かりません)。

iCloudミュージックライブラリからの読み込みが始まります(Justiceの曲を聞いているのは本作業に際し関係ありませんw)。

DONE!

プレイリストは復活し、他のレコードプールで購入したAIFFファイルもローカルで同期したのでAAC化されず、そのまま生きています(他のアプリでファイル情報を確認しました)。

今回のトラブルの最たる原因は、iTunes 12.2をiOS 8.4より後にリリースしたことにあると個人的には思います。

先に述べたように、デスクトップユーザーとしては当初iTunes→iCloud→iOSという風に楽曲が同期されるべき順序になっているのに、iOSを先にアプデして、iOSからiCloudにライブラリがアップされて、後からそれとiTunesのライブラリを突合させたがために重複が起きたものと考えられます。

複数端末で同期するDBの設計としてはどちらからでも重複なく同期できるべきで、その点はバグっててイケてないと思いますが、
デスクトップユーザーは基本的にはiTunesが正でiOSはその抜粋である人が多いと考えられるので、先にiTunesからiCloudミュージックライブラリを構築させて、iOSに降ろしていけばよかったのではと思います。

同時リリースでなかったのは最後までバグ消しとか、iOSチームとiTunesチームのセクショナリズムとかオトナの事情があるのでしょうか?わかりませんがw

世の中にはiTunesなんて使っていないiOSユーザーの方が多数なのだとは推し量るところではありますが、リリース直後に食い付いてくるアーリーアダプターな方々がどういう使い方をしているか、少し考えたほうが良かったかもしれませんね。。。

あとは、iCloudミュージックライブラリ ≒ iTunes matchだ(ローカル同期ができなくなる旨)ということを事前にきちんとホウレンソウしておくべきだったのかと思います。
(iTunes matchを解約されたくないから隠してるのかな?)

個人的にはMUSICは、思考停止で垂れ流すにはいいが、一歩突っ込もうとすると複雑怪奇すぎるUI/UXかなぁと思っています。

以上、長くなりましたが、皆さんのMUSICライフがより快適になればと思います♪

ご指摘等ありましたら @outsid3_r まで頂ければと思います。

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outsid3_r

management, UI/UX, developing 【elderly iOSer (1.0.4〜), young Macer (10.5〜)】