俺の「HARD THINGS」シリーズ

この記事はfeedforce Advent Calender 25日目の記事です。

昨日は、毎日日替わりのTシャツとスニーカーがキュートなUI/UXデザイナーのYooooちゃんの「仕事用におもちゃを買ったはなし」でした。 こういう触感で集中力高める系のグッズ、いろいろと試してみたいですね・・

で、皆さん、はじめまして。トリを飾るわたくし、フィードフォース代表取締役の塚田と申します。アドベントカレンダーの最終日、ノリで引き受けたはいいものの、全く何を書くかも決めていないまま当日を迎え、かなり焦りながら書いております、はい・・・

ところで僕は、本を読むのが大好きなんですが、仕事柄どうしてもビジネス関連の書籍が多くなってしまいます。そんな中で、まさに手に汗握るというか、ビジネス書なのに良質な冒険小説のような感情の起伏を伴いながら、リアルなITベンチャービジネスの世界を追体験することができる種類の本があり、そんないくつかの本を今日はおススメしたいと思います。

で、その手の本を、この中で最も有名であろう本に習い「俺のHARD THINGS」シリーズと勝手に命名して紹介していきます。
では、レッツスタート!!

1.HARD THINGS 答えがない難問と困難にきみはどう立ち向かうか
ベン ホロウィッツ

元祖HARD THINGSですね。アメリカのの著名VCである、アンドリーセン・ホロウィッツの共同創業であるベン・ホロウィッツが、後進のベンチャー起業家達へのアドバイスとして書いた珠玉の1冊。

起業家時代のホロウィッツには、これでもかというほどの困難(ハード・シングス)が次々と襲った。
ドットコム不況が襲い、顧客が次々に倒産し、資金がショート。打開策を見つけてIPO(新規上場)を目指すも、投資家へのロードショウ中には妻の呼吸が止まる。
上場してもパーティさえ開けないような状況でITバブルが弾け、株価は35セントまで急落。最大顧客の倒産、売上9割を占める顧客が解約を言い出す、3度にわたって社員レイオフに踏み切らざるを得ない状況に――。
しかし最終的には、困難を切り抜け続けて、1700億円超で会社を売却するという大成功を収めた。(amazonより)

アメリカのスケールを感じる度 ☆☆☆☆☆
思わず、ああ・・と声が出てしまう度 ☆☆☆☆☆
アップダウン激しすぎる度 ☆☆☆☆☆

2.社長失格
板倉 雄一郎

日本のインターネットベンチャーの先駆け。斬新なアイディアと実行力でを引っ提げて、きら星のように現れた「ハイパーネット」の急成長と転落の軌跡。

1年前のクリスマスイブに、1つのベンチャー企業が破産宣告を受けて倒産した。インターネットを使った新サービスで脚光を浴びた、ハイパーネットという企業だ。1996年3月期には売上高約7億円、経常利益約2億円を記録。大手証券会社や銀行などから融資の申し出が殺到し、米マイクロソフト社のビル・ゲイツ会長までが面会を求めてきたという”栄光”から、わずか2年足らずの間での転落劇だった。(amazonより)

1995~6年頃、まだ日本のVCのエコシステムもなく、ベンチャーは銀行に借り入れするしか手段がなかった時代の起業の話ですね。銀行の手のひら返しがえげつない。

銀行って怖い度 ☆☆☆☆☆
バブリーな残り香度 ☆☆☆☆☆
アップダウン激しすぎる度 ☆☆☆☆☆

3.追われ者―こうしてボクは上場企業社長の座を追い落とされた 
松島 庸

元クレイフィッシュ社長の松島 庸氏が,自ら創業したベンチャー企業を史上最年少で上場させた末,「社内クーデターによって」社長の座を追われるまでの顛末と反省を書きつづったビジネス書。「事実は小説より奇なり」を地でいく内容である。“未熟さ”と“冷静さ”を併せ持った著者のキャラクタが浮かび上がってくる。
 若者たちが肩を寄せ合い起業したベンチャーが世間の荒波と戦いながら成長していく過程や,出資元の光通信の業績悪化とともに急坂を転げ落ちていく様子を巧みな文章で描写している。(amazonより)

日本での1回目のインターネットバブルの頃の話です。このころのインターネット業界は、バブル的な様相を呈していたこともあり、良くも悪くもいろんな業界からギラギラした人たちが押し寄せてましたね。

読んでて辛くなる度 ☆☆☆☆☆
思わず、ああ・・と声が出てしまう度 ☆☆☆☆
闇紳士怖すぎる度 ☆☆☆☆☆

4.再起動 リブート――波瀾万丈のベンチャー経営を描き尽くした真実の物語
斉藤 徹

「僕は4回死に、そのたびに復活した」
波瀾万丈のベンチャー経営を描き尽くした真実の物語「再起動?リブート」
バブルに踊らされ、金融危機に翻弄され、資金繰り地獄を生き抜き、会社分割、事業譲渡、企業買収、追放、度重なる裁判、差し押さえ、自宅競売の危機を乗り越え、たどりついた境地とは何だったのか。(amazonより)

ループスの斎藤さんが先日出版された本。上の2冊は間接的に知ってるくらいの話でしたが、ループス斎藤さんはサービスの分野も近かったこともあり、よく存じ上げています。文章には、知ってる方も何人も登場したりして、リアリティありすぎてヤバい。HARD THINGS具合もかなり激しく、自分が同じ立場だったら、乗り越えられてるとはとても思えない・・・

ここでも銀行が怖い度 ☆☆☆☆☆
知ってる人いっぱい登場度 ☆☆☆☆☆
資本政策が大事度 ☆☆☆☆☆

番外編:全裸監督 村西とおる伝
本橋信宏

人生、死んでしまいたいときには下を見ろ! おれがいる。 
前科7犯。借金50億。米国司法当局から懲役370年求刑。奇跡の男か、稀代の大ボラ吹きか。“AVの帝王”と呼ばれた裸の男の半生(ノンフィクション)。 (amazonより)

ITベンチャーではないですが、番外編として入れさせてもらいました。
全712ページとボリュームも凄いんですが、一気に読めてしまうほど、とにかく面白い。自分的には2016年に読んだ本の中でNo1の面白さでした。
天国と地獄の往復、その振れ幅の凄いこと。そして、何も持たない状態から、自分の情熱と口八丁手八丁だけで成り上がるその悪漢ぶり。さすがにこの姿を目指そうとは思いませんが、絶望の淵に立たされた時、この本を改めて読むときっと何とかなる、と思えるのではないかと思います。

アップダウン激しすぎる度 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
どこからでも再起可能だと希望が湧いてくる度 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

はい、以上になります。これらの本を読んで思うのは、直接金融であれば資本政策を慎重に、間接金融であれば銀行との関係性。なんだかんだ言ってお金周りで発生するいろんなことが大切ってことですね。

あとはどんな状況になったとしても、あきらめないこと。これにつきます・・

まあ、ここで紹介したような本を読むと、起業や会社経営って大変!自分には絶対ムリ!!と腰が引けてしまうしれませんが、その一方で、こういう本を読んで、押さえるべきポイントさえしっかり押さえておけば、HARD THINGSのいくつかは未然に防げますし、その結果、派手にクラッシュということも、そんなにないんじゃないかなーと個人的には思います。

ここに紹介した本が、何かしら皆さんのお役に立てれば幸いです。