ヒューマン・スタディ 中学校編―人間を科学する道徳授業

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道徳の授業なんて、結論の分かりきったテンプレ作文書かせるものだと思っていた。

子どもに聞いても同じ答えが返って来た。

だが、パン屋が和菓子屋に化けた件で文科省の言い分ではそういうものではないらしい。結論は一つというわけではなく、クラスやグループで深く議論することに意味があるらしい。

というわけで道徳教育に興味を惹かれて一冊読んで見ることにした。この本を選んだのは、広島国際学院大の図書館で、先生のお勧め本に上がっていたからである。ただ筆者によると、これは道徳の授業っぽくない本らしい。普通はもっとテンプレどおりらしい。

でなんでテンプレじゃない本を書くことにしたかというと、悪いことをする人は悪いことが何か知らないわけではない、ただ人の性としてそっちに流れやすいからであるから、人の性を知らないといい方向には行かない、ということだそうだ。

というわけで、進化の中で人間が獲得して来た、それなりに合理的ではあるが、完全には合理的ではないために、不道徳をもたらす数々の仕組みが挙げられている。

中にはちょっと違うんじゃねというのも混じっているが、心理学や行動経済学の知識があればさらに楽しく読める。

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