Vol. 57 「音楽の可能性」という翼を与える存在になりたい

Photo by 小胖 车 on Unsplash

楽器を演奏する、音楽を創るという行為の中で、僕らが切り出すべき問題は何であろうか?例えば、僕にとって、ピアノを前にして、うまく弾けないことは問題である。おそらく、よほど腕が立つ人でもなければ、同じような問題に直面するだろう。

しかし、そのような「問題」を全体の問題として捉えるためには、楽器を弾くということに対する健全なニーズが必要だ。楽器を弾かなくても、大抵の人は生きていける。

無くても困らないのに、大きな市場を作っているものがある。例えば、スマホなどで行うゲームだ。

コンピューターゲームは、なぜ面白いのか。

それは、実世界の楽しい部分を切り出し、シミュレーションすることで、疑似体験を可能にするからだ。

音楽でも同様のことができるのではないだろうか。

とはいっても、リズムゲームを作る話ではない。

まずは、音楽がなぜ楽しいのか?その核心に迫る必要がある。おそらく一つではない。個人的満足感による楽しさもあれば、他人の賞賛による楽しさもあるだろう。

シミュレーションとは、世界を計算可能にすることで初めて実現できる。音楽における計算可能性とは何だろうか?急速なAIの発展により、少なくとも僕が20年前に音楽情報処理に携わっていた頃に比べたら、はるかに可能性は大きくなっている。

去年からずっと思っていたことがある。

僕は、弾きたい曲を弾けるようになりたいということだ。当たり前だって?でも、そのシンプルな解に至るまでは、僕は2周ぐらい何かを回っている感じだ。

誰にも可能性はある。しかし、その可能性には翼が必要だ。僕らは、「音楽の可能性」という翼を与える存在になりたい。

「弾きたい曲を弾けるように、作りたい曲を作れるように」

そんなことを今年のテーマとしたい。これを実現するために、「音楽をサイエンスする」というミッションを掲げる。

仰々しい感じがする。今まで僕らがやってこなかったことだ。変化を恐れてはいけない。失敗してもいいから、まず変化することが大事だという気持ちで、2018年も音楽の発展のために尽くしていきたい。


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