Vol. 89 Scrapbox Drinkup「Scrapbox情報整理術」出版記念スペシャルに参加して

ほぼ毎日使っている Scrapbox のイベントが、近所であったので行ってみた。

詳しい内容は上記の記事を参照いただくとして、気になったことを書いてみる。Scrapbox について、過去に書いたこちらもどうぞ。

最近の Scrapbox の状況

  • Nota 社内で1万ページ=Wikipedia 日本語版(111万記事)1%程度
  • Scrapbox 全体だと100万ページ
  • 3000プロジェクト/月で増加、計4万プロジェクト

Wikipedia に比べるとページが量産しやすいとはいえ、思ったより多いページ数。ちなみに僕は、会社で2,200ページ、個人で1,200なのでまだまだ。

塩澤先生の使い方

  • マーカーつけてコメント
  • 学生には、「絶対消さない」を徹底させている

法律学者・写真家の塩澤先生といえば、Scrapbox のエヴァンジェリストのような存在だが、使い方も凝っている。全ゼミ生に Scrapbox を導入し、レポートの添削などのやりとりをすべてそこで行っているという。

書いたものを消さないようにしている(校正はページをコピー)とのことだが、紙ですら「鉛筆は不可で、万年筆のみ」という徹底ぶり。書き残し、思考プロセスを振り返ることが、思考の深化に繋がっていくのだろう。

Scrapbox の使い方、考え方

  • most linked で興味の振り返り

トップページのソート順は、更新順(Date modified)にすることが多いと思うけど、most linked にすることで興味の強度に応じた順番に並び替え、定期的にやりたいことを見直すというアイデア。

  • 永久の未完成

「永久の未完成、これ完成である。」というのは宮沢賢治の言葉。常にやりたいこと・やらなけばらないことがある状態が、もっとも成長している段階だし、それを永久に続けることができれば、それは完成と言えるだろう。Scrapbox によって、知識の増大、理解の拡大、思考の深化の3つの成長が実現できるように感じる。

Scraobox への要望

  • iOSでのカーソルキーへの対応

iPad で使えるようになると、コーディング以外の仕事は iPad 1台で済むのだけど、ハードウェアキーボードのカーソルキーに対応していない。これはテキストエディタとしては致命的なのだけど、開発者によれば iOS のバグらしく、対応ができないとのこと。

どういうわけか「Porter for Scrapbox」という iOSアプリでは、この問題を解決している(しかしiPad 未対応)。アプリ化してゴニョゴニョすれば、カーソルキーは使えるようになるのだろうけれども、アプリ化まで開発の手が回らないのだろう。マルチスクリーンで使えて、ドラッグ&ドロップに対応したらお金を払ってでも使いたい。

塩澤先生も「Porter 最高!」とつぶやいているし、ぜひアプリ化して解決してほしいなあ。

  • テーブルでのブラケティング

現状は、ブラケティングできないので、テーブルがいまいち生かせない。こちらも改善したいが手が回っていないとのこと。

  • 自分以外の更新を知りたい

更新だけを表示するのに、 Stream という機能がある。便利な機能だけど、弊社では僕がほとんどの更新を行っているため(他は学生アルバイトなので更新は多くない)、自分の更新ばかりが表示されてしまう。だから、せっかくコメントしてくれても、肝心の他の人の更新は見逃されがち。

代表に聞いてみたけど、ニッチな要望なのか、対応にはあまり前向きではなさそう(残念)。きっと、コメントや返信用の独自記法を検討中なのではないかと思うので、そちらを期待したい。



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