水元
Aug 29, 2017 · 2 min read
水元にはおばさん一家が住んでいた。実家から近いのと、オレの母親もふーぼーじさんもおばさんの旦那さんと付き合いが長いらしく、気軽によく会いに行っていた。
ちなみに、母方(堀切の実家)の家族構成は オレの母親が四人兄弟で一番年下、次に次男のふーぼーじさん、おばさん(長女)、ひろみちゃん(長男)となっている。
ひろみちゃんは、子供の頃に高熱でおかしくなっちゃったので、ふーぼーじさんが東京にいる時は堀切の実家でふーぼーじさんが面倒を見るといった感じだった。
わりと大人になってから聞いたんだが、水元のおじさんが左官屋になるために丁稚で東京で仕事を覚えていた頃に今の堀切の実家に下宿していたらしく、それがきっかけでおじさんとおばさんは結婚するにいたったらしい。(母方兄弟と水元一家が気楽な付き合いができている感じはこのあたりが原因だったようだ。)
母親によるとオレのばーちゃんは、かわいそうな人を見るとすぐ優しくしちゃうという人だったからおじさんを下宿させたらしい。当時の丁稚奉公中のおじさんは可哀想な感じだったのがオレからするとにわかに信じられない。
オレにとってのおじさんは、山形弁のイントネーションでしゃがれた大きな声で 「ゆう!元気か!!」と声をかけてくる恐い人という感じで、とっさに声をかけられると、怯えてびくんとなってしまうほどだった。
水元のおじさんもおばさんもとても優しいんだが、なんともいえない厳しい人感があり、子供の頃の自分にとっての(実は今でもそうなんだが)大人像として一番大きな存在であった。
ほぼ親戚の話だったが、とにかく水元にもいいところはあるよ。
