発明機


今日は朝早く起きたのに天気が悪くて、せっかくニューヨークシティ行って髪の毛切ろうと思ってたのに、明日に予定変更した。その後、とっつぁんにまた連れ回されて、諦めきれなかったニューヨークシティへの憧憬は消滅した。この人は妻帯者であるにも関わらず、平日休日構わずどこへでも私を連れていく。今日は至極最悪の日であった。糖尿病を煩った友達の家に行き、タダ働きをした。家中異常に散らかっていて、まず入って異臭がするな、と思ったらその友達はカウチの上で漏らしてしまった直後だったらしい。病気のせいだし致し方ない事だと思うけど、私は怨嗟した。私は今まで愚鈍過ぎた。嫌な事をはっきり言える度胸を会得したい。


カメラのちっこい窓を覗くたびにとんでもない発明が起きないかと毎度期待する。それは、お気に入りの単焦点レンズを家に忘れたとか、感度とシャッタースピードと絞りの組み合わせが気に入らないとかじゃなくて、その、構図。しゃがんだって巧く行かないもんはいかない。角度を変えても気に入らない。でも毎回カメラを目に当てる度に思う、どの被写体もそれなりに感動が生まれる場所があると。いつも、「風が吹けば桶屋が儲かる」的な感覚で、なんとなく要らない事をしてみて奇跡が起きるのを待つけれど、しっかり構図をすぐに掴めるようになりたい。これはずっと悩んでるけど、ここでデッドエンドは嫌だ。


それにしてもこの写真はどう見ても明るいレンズを使うべきだった。背景ボケがもっと効けばちょっと写真巧い風になったのに。