ナイトコアという文化

私は普段YouTubeをよく利用している。いわゆる作業用BGMという類のものだ。こういった時はやはりその日の気分によって変わったりするが、私はあまりたくさんのジャンルを聴くタイプではない。また、どちらかというと、YouTubeが決めた選曲でたいてい満足してしまう。

その傍らで、YouTubeで音楽を聴いていると、必ず一度は女の子のサムネイルが設定されている「Nightcore」という題目が出てくることがある。これはジャンル単位で検索しているとあまり出くわさないが、個別に曲名で検索すると出てくる。一時期よく見かけた「Chipmunk」シリーズに似ているのだが、要は単に楽曲のテンポとピッチを釣り上げたものだ。

正直このナイトコアというのは好みが分かれそうなものである。が、私はあまり好きではない。この投稿もたまたま目当ての曲とは別にナイトコアの楽曲が出てきたから書こうと思っただけに過ぎない。

しかし、恥ずかしいことに全ての原曲が良いか。。というと、そんなことはない。私は専らBlackEyedPeasのLet’s get it startedを聴く時は必ず1.25倍に変更している。そもそもYouTubeの機能に倍速機能があるのだから、わざわざナイトコアなどというものを作ってアップロードする感覚はよくわからない。

話が逸れたけれども、私がLet’s get it startedを倍速で再生するのには理由がある。もともとはこの曲をダンス系CDのコンピレーションで聞いた時にはまさか元の曲があるとは考えもしなかった。(ただ、ノリが良いだけに記憶には残っていた)そして、これはまだ他人に指摘されていないからまだ助かった部類である。

The Earth, Wind & Fireの曲にBoogie Wonderlandという名曲があるのはおそらくご存知だろう。知らない場合はYouTubeで検索してみると、おそらく一度は聞いたフレーズだと思う。そして、この曲はなんとDancemaniaというCDにWonderlandという曲名で存在している。Boogie Wonderlandはディスコとかファンクというジャンルだと思われるが、こちらはラップ調の軽快な曲であり、私はこれに原曲があることを知らなかったのだ。そして、それをあろうことか知人の前で露呈させてしまったのだ。

これほど恥ずかしくてたまらなかった経験はない。(厳密にはたくさんある)そして、他にもJumpという曲はBus stopというラップの曲が原曲だと思い込んでいたのだ。やはりこれほど痛々しい過去はない。(厳密には山ほどある)

私がナイトコアというものに対して嫌悪感を抱いてしまうのは、当然元の曲があってこそという言い分もあるのだが、このようにナイトコアを先に聴いてしまうと改変曲のほうが自然と好きになってしまうこともある。

ただ、スローテンポな曲よりも(私は)アップテンポな曲のほうが入れ込みやすいとは思っているし、アレンジとして楽しむための寛大な心があればよいだけなのかもしれない。が、やはり私はあまり好きにはなれない。それにハードコアのコアを冠している割にはアニメをサムネイルに掲げていることも軟派な気もする。

私が思うに、アニメのサムネイルが設定されているのは別にナイトコアに限ったわけでもないとは思うのだが、音楽とピンナップ画像は親密な関係性があるのかもしれない。それにしても曲目はほとんどが洋楽なのに、なぜアニメの画像なのだろうか。ワンダーガールのような画像はあまり見かけない。これは私の中での謎である。

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