Report | Cymbals Eat Guitar 『LOSE』

永遠の愛を誓うような、暑苦しい愛の告白が必要なようです。うざがられようが、そうせざるおえないわけです。私はこのディストーションギターを知っている、このメロディも知っている。それどころか、おなじみの再生装置のボリュームを上げ続けた事も、再生ボタンを何度も押した記憶もある。しかし、再び繰り返さねばならんのです。それはもう宿命と言ってもいい。

ニール・ヤングを教祖に、ダイナソーjr、ビルト・トゥ・スピル、デス・キャブ・フォー・キューティーズ。この種の音楽が好きな人ならば、すぐにピンとくる音楽です。この音楽がどこから来てどこで鳴っているか、すぐに理解できる。しかし、どんな音楽か分かるからと言って、簡単に鳴らす事ができるわけではない。絶え間ない継承と才能やタイミングが重なり合って生まれる一瞬の瞬きは、奇跡と呼んでいいでしょう。

ただ奇跡は奇跡であって、何度も体験できるわけじゃない。出来るのは再生装置の中だけです。リスナーである私たちは、一瞬を永遠として味わい続ける。『LOSE』というアルバムに収められた、極まった音楽を何度でも再生出来てしまう。飽食にも似た罪悪感を感じなくもないが、止められるものでもないのです。

Tower Records , Amazon


Originally published at river2001.com on September 22, 2014.

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