Dec 25, 2017iPhone Xは本当にスマホの未来なのか結局、iPhone X買っちゃいました。スティーブ・ジョブズの言葉に忠実にカバーやケースを着けずに使っています。若干、恐る恐るですけど。笑 当初、発売日に絶対に手に入れるぞ!と意気込んでいたんですが、予約開始日は旅行中で予約を試みたのが夜になってしまい、数週間後まで手に入らないのを見て意気消沈。その時は購入を諦めました。その後、レビューを見て「もしかして、まぁまぁか?」とか「やっぱり14万円は高いよなぁ」と、うだうだ迷っていたんですが結局買っちゃいました。 やっぱりAppleが描くスマホの未来を見てみたくなってしまったんですね。笑 「未来をその手に。」って、Appleが自信を持ってそこまで言うなら「見せてもらおうじゃぁありませんか、その未来を!」と。 ということで、iPhone Xはスマホの未来なのか?2週間ほど使ってみて思ったことをまとめてみます。 体験の中に消えるスマホ iPhone Xのページ を見ると、こんなメッセージがでかでかと書かれています(強調は僕が入れたものです)。UX Design6 min readUX Design6 min read
Feb 14, 2017スマホシフトとUIデザインが情報消費に与える影響について思うこと日経新聞 にはスマホやタブレットで新聞を読める2種類のアプリがあるんですが、UIが違うとこんなにも情報への印象が変わるというのがよくわかるいい例になっています。そして、こういったレイアウトやデザインの違いがユーザの情報消費に与える影響を紐解いておくと、今後のマルチデバイス向けの制作に役に立つと感じています。微妙なニュアンスだったりするんですけどね。 ということで、今回は日経新聞の2つのアプリに見る情報消費の違いと、それに関連して、スマホシフト がもたらすユーザの情報消費への影響について書いてみます。 では早速、2つのアプリの紹介から行ってみましょう! 紙面ビューアー 紙面ビューアー は見た目が紙面と同じなので、紙で読むのと同じ感覚で使えます。Mobile Shift8 min readMobile Shift8 min read
Jan 24, 2017小説「ザ・サークル」が描く窮屈なネット社会を回避するには久々に英語の小説が読みたくなって「The Circle 」という小説を読んでみました。ペーパーバックで490ページあるんですけど、1週間くらいで一気に読めちゃうくらい文章やストーリー展開がよくできていて、なによりネットやソーシャルメディアへの過度な依存に警鐘を鳴らす興味深い内容になっています。読み終わった今でも、ネットのこれからや社会のあり方について、すごく考えさせられています。SNSで偽ニュースがはびこりコピペメディアの旺盛で情報発信の倫理観が問われる昨今、すごくタイムリーな内容ではまってしまいました。日本語版 もあってオススメです。 技術への過度な依存が社会にもたらす影響 物語はGoogleとFacebookとAppleを足して5倍くらいにした「サークル」という企業を舞台に繰り広げられるんですが、現在そういったIT企業がやっていることの延長線上にあるようなIT技術やサービスが実現され、ある意味、行き過ぎてしまった世界が描かれています。世界の全ての情報(たとえば世界中に設置されたカメラの映像とか)をオープンにして誰でもアクセスできるようにするとか、なんでもシェアして「いいね」の数で価値が計られ影響力が決まるとか。ネットやソーシャルメディアで現在起こっていることが、ほんの少し行き過ぎてしまったら本当に起こりそうな怖い世界が描かれています。Book Review5 min readBook Review5 min read
Jan 11, 2017Webコンテンツづくりに必要な倫理観とはWebコンテンツづくりに必要な倫理観とは 以前から、このブログでエッセイ的な文章を書きたいと思いつつ実行に移すことができていなかったので、今年こそはチャレンジしようと思います。今回はコンテンツづくりの倫理観について。 2017年一発目、行ってみましょ〜。今年もRriverをよろしくお願いします。 インターネットはどこへいく? インターネットはオープンで誰もが自由に情報を発信できる素晴らしいプラットフォームだと昔から信じています。そして、その素晴らしさに魅せられてブログを書いたり、ウェブの仕事を続けています。でも、偽ニュースとかコピペメディアの問題とかネット広告業務関連の過労死問題とか、あまり嬉しくないニュースが飛び交う昨今。インターネットに乗っかる情報の質やその消費のされ方を見ていると、なんだかインターネットは恐ろしい世界を作り上げているという嫌な感じを持ち始めています。 これまでは自浄効果でどうにかなると思っていたんですけど、ここらで一度立ち止まって軌道修正をしないとインターネットがもっと嫌な場所になりそうで心配です。いまいちどインターネットの使い方、とりわけ情報の発信、流通、消費の3つの側面を見直す必要があると感じています。コンテンツを作って広める発信者、そのコンテンツをユーザに届ける検索エンジンやソーシャルメディアなどの情報の流通プラットフォーム、それから、情報を受け取るユーザの3者のそれぞれが、ちょっと立ち止まって考えてみる必要がある時期にきていると感じています。Content Creation8 min readContent Creation8 min read
Jul 19, 2016UXを期間で分けて整理する「UXの期間」モデルが面白い3つの理由スマホでネットにいつでもどこでもアクセス出来るようになったいま、参考にする情報が知り合い(リアルとバーチャルの両方の)からくることも多くなり、じわりじわりとモノやサービスの選択の際にネット経由の口コミの影響力が大きくなっているのを感じます。 そして、良い口コミはどうやって生まれるのかを考えると、結局、良いユーザ体験を構築するのが一番の近道だと思うわけです。ユーザに心に残る体験をしてもらって、「これ、いいなぁ〜」と心底思ってもらう。そうやって、はじめてシェアしてもらえるし、口コミは生まれます。 口コミが発生するように広報やマーケティング、ブランディングを考えることも、もちろん大切ですけど、小手先だけの施策をするくらいならUXを改善しましょうよ、と思うわけです。面白い広告キャンペーンや、かっこいいCIが作れたらそれはそれで楽しいでしょうけど。それだけでは、いまのユーザは振り向いてくれないように思います。Ux Strategy10 min readUx Strategy10 min read
Jun 15, 2016UXってなんだっけ?普段UXに関わらない人のためのUXの定義「UX」という言葉やその使われ方に今でもモヤモヤしていて、なんだかしっくり来ていない状態です。「UX」と言われても、それだけでは漠然としすぎていて意図がすんなり伝わってこないことが多いと感じています。ということで、今回は「UX」という言葉について整理してみます。職場でも積極的にUXについて議論していきたいので、ミスコミュニケーションが生じないように、まずは自分が「UXってなんだっけ?」ということを掘り下げて整理しておこうと思います。 UX業界の方々(?)には当たり前のことかもしれませんが、意外と気づかないところでミスコミュニケーションを引き起こしていないでしょうか? ミスコミュニケーションの原因は「言葉の定義」 打ち合わせをしていて、なんとなく話がかみ合っていないように思えても、あえて確認しないで進めてしまって、あとで痛い思いをした経験はありませんか? 昔からミスコミュニケーションの原因の一つは言葉の意味・定義の理解の相違から生まれることが多いと感じています。たとえば、話し手はある言葉の定義をAだと理解して話をしているのに、聞き手はBだと思っている。意味の違いに大きな差がない場合、多少の違和感を感じていても会話が成り立ってしまう場合があります。そして、そのちょっとした違和感を解決しないで話を進めてしまうと大きな誤解につながる場合もあります。UX10 min readUX10 min read
Jun 3, 2016ユーザを中心に考えてデザインすることの難しさ最近、UXという言葉の定義について考えているのですが、先日、とある方と少しだけUXについて話をしたときに「皆さん、当然のようにユーザのことを考えて制作してるんですよね」「そりゃ、そうですよねぇ。すごくよく考えてますよね」みたいな会話をしました。 その時、ふと思ったことがあります。それは、実は「ユーザ中心」の考え方は一筋縄にはいかないということです。 「ありがためいわく」を回避するためのUX 「ありがた迷惑」という言葉をご存知でしょうか?最近あまり聞かない言葉なので、若い方だと知らない方も。。。いないですかね? 自分は良かれと思ってやったことでも、実は相手にとっては迷惑な行為だったという、なんとも寂しい出来事です。捉え方によっては、または、はたから見たら微笑ましいなんてこともあるわけですけども。たとえば、ドラマの恋人同士の喧嘩のシーンで「君のためを思って一生懸命やったのに、なんでわかってくれないんだ!」「それは、あなたが勝手に思ってやったことでしょ!」みたいなやり取り、見かけますよね?(え?これも古い?)UX4 min readUX4 min read
Apr 28, 2016コンビニの納豆巻きに学ぶUXデザインの改善プロセス日常のできごとを切り取って体験を紐解いてみたら、UXの分析や改善の手法も見えてくるんじゃないかと思って試行錯誤を続けている今日このごろです。これをきっかけにUXをもっと身近に考えられたら良いなと思っています。 前回はカフェでの体験を紹介しましたが、今回はコンビニの納豆巻きにまつわる体験を分析して、UXを改善できないか検証してみます。正直、納豆巻きについてここまで真剣に考え抜いたのは初めてです。笑 ある日の車の中での出来事 ある週末、カーシェアリングの車ででかけた際に、ちょっと小腹が空いたのでコンビニに寄った時の出来事です。次の予定が迫っていたので、手軽にサクッと食べられるものを買って車の中で食べることにしました。おにぎりや唐揚げなど片手で食べられるものを買ったのですが、その中の一つが納豆巻きでした。 納豆巻きって、なぜかたまに食べたくなるんですよね。そもそも納豆好きですし、お寿司も好きですしおすし。コンビニ納豆巻きランキングなんて記事 もあるくらい人気なんですね。笑Product Management14 min readProduct Management14 min read
Apr 4, 2016カフェでの体験に学ぶUXデザインもっと手軽にユーザ体験を改善できる手法を確立したいと思って、試行錯誤する日々をおくっています。そんな昨今、カフェでユーザ体験(UX)に関わる興味深い出来事があったので、ケーススタディとして分析から改善策の提案までをシミュレートしてみたいと思います。 あるスペシャルティ・コーヒーのお店での出来事 先日、友人らと4人でスペシャルティ・コーヒーを扱うカフェに入ったら、美味しいコーヒーを飲みつつ思いがけず会話に没頭してしまい、気が付いたら2時間以上もお店で過ごしていました。食事を済ませてから入ったカフェだったので、コーヒーだけオーダーして、コーヒーとナイスな雰囲気のインテリアを楽しみながら、他の席も空いていたので、あまり時間を気にせずに過ごしていました。 すると、お店の方がテーブルにやって来て少し緊張した面持ちで「メニューにも書いてあるんですけど、1時間ごとにオーダーしていただくことになっていまして。。。」と、僕らに告げました。8 min read8 min read
Jan 13, 2016Affinity Designerことはじめ — 初めて使ったときに戸惑ったことのまとめApple Design Award 2015にも選ばれたAffinity Designer ですが、紹介ビデオがあまりにもかっこ良かったので割引キャンペーン中に衝動買いしちゃいました。 アニメーションと音楽のシンクロ、かっこ良すぎでしょw 買っておいたものの年末まであまり触る機会がなく、年賀状をデザインするために使ってみたら、かなり良くてびっくりしてます。1年くらい前から話題になってたんですね。 6,000円(キャンペーン期間は4,800円でした)という値段は魅力的 しかも一回払い バージョン1.4ですでにこの仕上がり 機能面でもIllustratorやSketchに負けないものになっている しかもユーザの声を聞いて、かなりのスピードで改善している ツールとしての使い心地が良い IllustratorやSketchよりも直感的に操作ができる(かも) El CapitanでCS5.1のIllustratorのメニュー表示がおかしくなってるし、もう少し使ってみて必要な機能が確認できたら完全に移行できるかも。ちょっと古い記事ですが、機能については、このIllustrator、Sketch、Affinity Designerの比較記事(英語) が参考になりました。Affinity Designer7 min readAffinity Designer7 min read