久々に英語の小説が読みたくなって「The Circle 」という小説を読んでみました。ペーパーバックで490ページあるんですけど、1週間くらいで一気に読めちゃうくらい文章やストーリー展開がよくできていて、なによりネットやソーシャルメディアへの過度な依存に警鐘を鳴らす興味深い内容になっています。読み終わった今でも、ネットのこれからや社会のあり方について、すごく考えさせられています。SNSで偽ニュースがはびこりコピペメディアの旺盛で情報発信の倫理観が問われる昨今、すごくタイムリーな内容ではまってしまいました。日本語版 もあってオススメです。 技術への過度な依存が社会にもたらす影響 物語はGoogleとFacebookとAppleを足して5倍くらいにした「サークル」という企業を舞台に繰り広げられるんですが、現在そういったIT企業がやっていることの延長線上にあるようなIT技術やサービスが実現され、ある意味、行き過ぎてしまった世界が描かれています。世界の全ての情報(たとえば世界中に設置されたカメラの映像とか)をオープンにして誰でもアクセスできるようにするとか、なんでもシェアして「いいね」の数で価値が計られ影響力が決まるとか。ネットやソーシャルメディアで現在起こっていることが、ほんの少し行き過ぎてしまったら本当に起こりそうな怖い世界が描かれています。

小説「ザ・サークル」が描く窮屈なネット社会を回避するには
小説「ザ・サークル」が描く窮屈なネット社会を回避するには

Webコンテンツづくりに必要な倫理観とは 以前から、このブログでエッセイ的な文章を書きたいと思いつつ実行に移すことができていなかったので、今年こそはチャレンジしようと思います。今回はコンテンツづくりの倫理観について。 2017年一発目、行ってみましょ〜。今年もRriverをよろしくお願いします。 インターネットはどこへいく? インターネットはオープンで誰もが自由に情報を発信できる素晴らしいプラットフォームだと昔から信じています。そして、その素晴らしさに魅せられてブログを書いたり、ウェブの仕事を続けています。でも、偽ニュースとかコピペメディアの問題とかネット広告業務関連の過労死問題とか、あまり嬉しくないニュースが飛び交う昨今。インターネットに乗っかる情報の質やその消費のされ方を見ていると、なんだかインターネットは恐ろしい世界を作り上げているという嫌な感じを持ち始めています。 これまでは自浄効果でどうにかなると思っていたんですけど、ここらで一度立ち止まって軌道修正をしないとインターネットがもっと嫌な場所になりそうで心配です。いまいちどインターネットの使い方、とりわけ情報の発信、流通、消費の3つの側面を見直す必要があると感じています。コンテンツを作って広める発信者、そのコンテンツをユーザに届ける検索エンジンやソーシャルメディアなどの情報の流通プラットフォーム、それから、情報を受け取るユーザの3者のそれぞれが、ちょっと立ち止まって考えてみる必要がある時期にきていると感じています。

Webコンテンツづくりに必要な倫理観とは
Webコンテンツづくりに必要な倫理観とは

「UX」という言葉やその使われ方に今でもモヤモヤしていて、なんだかしっくり来ていない状態です。「UX」と言われても、それだけでは漠然としすぎていて意図がすんなり伝わってこないことが多いと感じています。ということで、今回は「UX」という言葉について整理してみます。職場でも積極的にUXについて議論していきたいので、ミスコミュニケーションが生じないように、まずは自分が「UXってなんだっけ?」ということを掘り下げて整理しておこうと思います。 UX業界の方々(?)には当たり前のことかもしれませんが、意外と気づかないところでミスコミュニケーションを引き起こしていないでしょうか? ミスコミュニケーションの原因は「言葉の定義」 打ち合わせをしていて、なんとなく話がかみ合っていないように思えても、あえて確認しないで進めてしまって、あとで痛い思いをした経験はありませんか? 昔からミスコミュニケーションの原因の一つは言葉の意味・定義の理解の相違から生まれることが多いと感じています。たとえば、話し手はある言葉の定義をAだと理解して話をしているのに、聞き手はBだと思っている。意味の違いに大きな差がない場合、多少の違和感を感じていても会話が成り立ってしまう場合があります。そして、そのちょっとした違和感を解決しないで話を進めてしまうと大きな誤解につながる場合もあります。

UXってなんだっけ?普段UXに関わらない人のためのUXの定義
UXってなんだっけ?普段UXに関わらない人のためのUXの定義
ryo watanabe | 渡辺竜

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