2015年の御礼

今年もあと少し。怒涛のように過ぎていった一年ですが、最後ぐらいしっかりと振り返りをしたいと思います。

今年は、間違いなく35年の一年で一番ライフイベントが盛りだくさんだった年でした。ライフイベントは重なるものなのですが、あまりに変化がありすぎて、何を振り返っていいのかもわからないのが正直なところですが、改めてご報告すると、、、

1.7年お世話になったソニーを卒業し、 独立しイノベーションファームbiotopeを創業しました。

2.長女が誕生しました。

3.家を二子玉川に引っ越し。オフィス含め、職住近接の生活を始めました。

4 .初の著書「21世紀のビジネスにデザイン思考が必要な理由」を上梓しました。

今年の初めのテーマは「産」でしたが、無事、会社、子供、本の3つを無事に産み落とし、それぞれヨチヨチ歩きすることができた年でした。

子供が生まれるタイミングだからこそ、これから長い間持続可能な生き方はどういう生き方なんだろう?と考えました。留学時代からの「デザインとビジネスの架け橋となり、ビジネスをクリエイティブに」というテーマは変わりませんが、ソニーでずっと携わっていた社内起業制度で様々な社内起業家と接する中で、本当のビジネスデザインとは、ライフスタイルであり、その中の大事な構成要素であるビジネスモデルを、自分自身が大事な美学に合わせてデザインすることから始まるのではないか、と思いました。

そういう意味では、子供が生まれ時間的制約が大きくなるタイミングだからこそ、自分たちの美学やビジョンを持続可能に追求するためのライフスタイルをデザインするいい機会だと思い、独立をすることにしました。

1.独立したことによる変化の振り返り

独立することで学んだのは、今までは「会社という仕組み」によって生かされていたということ。そして、独立した今、「周囲の人のご縁」によって生かされるというルールに変わるということです。

それによる変化。

1.会社員時代はおそらくかなりあったアイドリングの時間がほとんどなくなり、常にアクセル全開になった。(あらゆる場が真剣勝負)

2.本当に意外な繋がりが仕事になったりする。逆に、どんなご縁や文脈を仕事にするか、というのは自分の意思が必要になる

3.目標を決めるのも自分だし、評価も遅れて市場によって行われる。逆に、褒めてくれる人も、代わりに責任を取ってくれる人もいない

4.体感的なスピード感でいうと車からバイクに乗り換えた感じで、物理的なスピードが出ているかどうかはともかく、スピード感は数倍。

まだまだ慣れませんが、明らかに独立したことで、プロフェッショナルとしての自覚も強くなり、今まで自分が無意識に課していた制約を越えていく感覚がだんだんわかってきた気はします。幸い、本当に多くのお声がけを頂き、正直時間のやりくりに苦労をしている状況で本当にありがたい限りです。一方で、自分の時間資源の大事さを改めて痛感し、心身のバランスをとりつつ、自分の直感を優先してゆとりを持って走る、そんな感覚を大事にして来年を過ごしたいと思っています。

2.子供が生まれたことによる振り返り

同時に、子供が生まれたことによる変化。正直、それまで子供が欲しい、とそんなに積極的に思っていなかったのですが、生まれてみるとこんなに素晴らしいものかと。

特に大きな心境の変化としては、ただ愛する存在を持つことの心の温かさ。そして、妻と常にコラボレーションするということを本当に学んだ気がします。その中で、過去自分たちが両親からもらってきたものを想像しながら、生きることで、より今ある自分に感謝できるようになりました。

また、副次的な変化として、自分の興味が今後4−5年というスパンではなく、長女が成人する20−30年後くらいののことを、漠然と、でも自然に考えるようになりました。

3.本の出版の振り返り

また、本の出版による変化もものすごいものがありました。本というのは、マスの商品なこともあってか、本当に意外なところ含めて多くの反響があり、時には人生が変わるような変化を伝えてくれる人もいます。本は、蓄積されるストック型のメディアなので、長期的に、深いインパクトが出てくるとても面白いものです。ゼロから企画、制作、マーケティング自身も自分で行ったこともあり、ここではとても書ききれない多くのことを学びました。しっかりデザイン思考のテーマの本を、デザイン思考を使って作り、しっかりとマーケティングできて成果が出たことはとても自信になりました。

これだけの変化を無事乗り越えることが出来たのは、妻や娘の支援、家族の存在、今の会社に最初についてきてくれた藤枝くんや外部パートナーの方々、そして、当初手助けしてくれたクライアントや多くの支援者の方によって、初めて成し遂げられたことです。

最近は本当に時間を見つけるのが難しく、時には不義理になってしまうことも出てきているのが本当に忸怩たる思いですが、自分は本当に周りにいる素敵な人によって力をもらい、そしてがんばり続けられている。そんなことを改めて大事にしたいなと思った一年でした。

素晴らしい1年だった2015年に感謝。そして、2016年も引き続きお付き合いいただけると嬉しいです。

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