Singularity University Executive Program (EP) Day 4:

相わらず濃い内容が続く4日目。今までの中で個人的に学びの多い1日だった。

1.Digital fabrication
 2.Energy
 3.Infinite resources(エネルギー含む資源全体)
 4.Space
 5.未来年表作り
 6.Sci-Fi workshop (サイエンスフィクションによる未来ストーリー作り)
 7.Hacking meditation

  1. デジタルファブリケーションが、製造現場をいかに変えているか。いわゆる世間的な熱狂後一度冷めるというハイプサイクルの熱狂の時期を経て、様々な分野でのアプリケーションが着実に実用化に近づいてきているプロセスにある。数年前留学中に見てたのと比べても、より製造現場に近いところで実用化の例がめちゃめちゃ増えている。単なるプロトタイプではなく、製造現場のデータと、環境負荷やマーケットの情報との同期によってバリューチェーンをどのように設計し直すか?

2.エネルギーでは、Infinite resourcesの著者Ramezの講演が素晴らしい。特に太陽光発電が劇的にコストと効率が下がっていくExponential technologyと思われている。風力とのコンビネーションで、特に、中国、中東、アフリカなどのエリアにおいては、将来的にははるかに安いソリューションになりうる。今の先進国よりも安いエネルギーが得られるという意味でパラダイムシフトになる。その意味で日本は、というと、地形上の問題からそのテクノロジーの進化をフルで活用できるとは言い難い。この変化によって、根本的な政治的、経済的なパラダイムがどう変わりうるか???

3.X prize財団の創設者Greggによる、宇宙テクノロジーの革新のお話。宇宙開発が進まないのは、地球という宇宙と全く環境の違うところで作った環境で、宇宙環境に対応しなければいけないからで、月で資源を調達、製造できればコストは一気に下がり、ビジネスになるという発想で宇宙ビジネスに対応しているのは目を開かされる。実際にシンギュラリティ大学から生まれたスタートアップは、宇宙空間で3D printerを3D printingするサービスということだが、まさにこのビジョンのもとに進めている。宇宙開発は、政府が出来なかったイノベーションを民間が起こすことで進み、政府はそのスポンサーとなるのが相応しいと。宇宙の資源というのはどのようにしたら使いうるのか?エネルギー問題との絡みはどうなるか?

4.ワークショップでは、SFを使ったテクノロジーによって劇的に変わる未来のプロトタイピングを試す。未来シナリオのプロトタイピングにはストーリーテリングが有効だし、SFプロトタイプは色々トライアルしていたが、発想としては近いところにいるなあーと感じた。

5.最後は、アプリや音声データを使ったHacking Meditation。世界のお偉いさん達が80人くらい一斉に瞑想をしている景色はなかなか壮観だった。「瞑想自体はやってみたけど難しかった。でも、音声をただ聞いているだけだと出来る。飛行機の中でやろう!」なんて言ってる人も多くて、改めて、実行しやすくする体験作りが大事になってるんだなあーと。

テクノロジー、デザイン、そして、ウェルネスを融合したプログラムはなかなか探してもない先進的なアプローチ。それをビジネスエグゼクティブに提供しているのはすごいと思う。

今のところの全体的な所感だけど、自分のビジョンで未来を創造する、のと、人類の歴史やテクノロジーの進化の予測による確固たるエビデンスによる予測のもとに未来に向けて行動する、のは天と地ほどの差があると感じるシンギュラリティ大学での4日間。

等比級数的に伸びるということは、現実的には今はインパクトがないよねと捨ててしまうことが、将来の熱狂に変わるということ。現実のインパクトとをシビアに見るリアリストほどその未来の変化を読み誤りやすくなるバイアスがかかる。

これだけのテクノロジーの進化に対する確固たる理由をもった未来を語っているビジョナリーが集合している場所は、そうないのではないか?この理由のある楽観的な未来という文脈はあまり日本にないように思えるけど、これを感じて日々を過ごすだけでもずいぶん大きな変化があるんじゃないかと感じる。

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