何も考えずにいよう。

急に時計の針が止まったみたいに静かになった。バタバタと事務所を出て打ち合わせ場所についたら1時間早く着いてることに気がついた。

忙しすぎるといろんなことが巻きで進む。巻きすぎた結果、1時間の何もない時間を生んでしまった。最上階の喫茶店で風景を眺めている。仕事はまだ色々あるんだけど、それは諦めてゆっくりしよう。殺伐とした忙しさに風穴を開けとくことも大切だ。結果オーライとしておこう。

カフェでメニューが出されて、じーっとアルコールコーナーを眺めていた。危ない。それはまだ早い。打ち合わせが終わっても色々積み残した仕事が待っている。

それにしても、下界は殺伐としている。ニュースも、タイムラインもなんかピリピリしている。針を刺すとプシュッと毒ガスめいたものが出てきそうな空気感だ。そんなことを優雅に屋上で珈琲を飲んで考えている。

その殺伐の中に先ほどまで自分はいたのだなと思うと、こうやって物理的に俯瞰で見ることも大切だ。本当に物理的に俯瞰なので遠くの黄色いハトバスを目で追いかけている。

遠くひいて、深く潜って、これを繰り返すことが大事だな。忙しいと潜って潜ってと帰れなくなってしまう。

喫茶店では長閑な音楽が流れている。まるで週末のようだ。なんで仕事してるんだろうと錯覚するほどだ。カレンダーでは火曜日。2月も終わり。あと30分くらいゆっくり何も考えずにいよう。

Show your support

Clapping shows how much you appreciated Subaru Matsukura’s story.