じぶんマネイジメントシステム -時間篇 -

Subaru Matsukura
7 min readFeb 6, 2017

前回、自身の整理のためにも書いた日記がいろいろ好評だった。

たぶん、各々の管理方法があると思うので参考程度に見てもらえたら。じぶんマネイジメントシステムを今も良い具合に使えている。ただトグルがやはり難しい。あのメリットはたくさんの人数の集積と個人のログの集積でもって意味をなすのだけれど、僕の場合、だいたい1人で仕事しているのでメリットが半分くらい。目的はどのくらいの作業量があり、どれだけの時間が残っているのかを知るのが大事と気づいた。

そこで考えた方法が、小学生みたいにシンプルな方法。

じぶんの時間割をつくろう!

前回のじぶんマネイジメントシステムで「やるべきことの視覚化」は完了した。毎週末、仕事を見つめ直してタスクレビューさえ身につければ、タスクのマネイジメントは大抵問題ないだろう。見直さないから突発タスクに見舞われるだけだと体感しました。

これを運用してる中で何度かあったのが、時間が想像以上にかかりすぎたタスク。できるだけ細分化したタスク処理をしているけども、時間がかかる。結果、細分化したタスクがずれ込む。気がつけば夜遅い。根底に仕事撮りすぎてるのは見ないふりしつつ、何が問題か考えた。

あれだ、霊丸だ!と。五発という指の数だけしか出せない霊丸。世代感ある例え。小粒にしたタスクも、数で圧倒してくるとそれなりに時間が削がれる。自身が抱えているタスクの把握だけじゃなくて、じぶんの残弾数も把握しなくてはということで「時間」を考え出した。

まず書き出しのがこんな図。すでに1時間単位でもない時点で性格がでているが、結果これが良かった。

まさかの2時間刻み!

「じぶんの時間割」をつくってみよう、という算段だ。残弾=時間。僕の気力と体力が健全に保てて、ゲームする時間がある。これが肉体的にも精神衛生面からみても大事な指標となる。

自分の持てる時間を改めてみることと、ある程度フォーマット化した時間の使い方をルーティンさせることで、予想外な事態を極力避けることを考えた。1日に自分が何に時間を割きたいか、その判断を考えるだけでも価値があったように思う。1に家族、2に仕事、3にゲーム。ゲームむっちゃ大事やん。

家族と一緒に飯食いたい。

これはもう人によるので参考にならないかもしれない。でもすごい長い時間、仕事するのが美徳っぽい価値観は1mmもなく、クライアントに対して示してるのは密度だったりする。8時間以上働いていても良いものが作れなかったら負けである。大事なのは密度。その密度をどんだけ維持できるかは人次第。

あと家族が僕は一番なので、飯一緒に食いたい。1人で食べるの本当新谷なのでどんだけ忙しくても一緒に飯食って、子供達を風呂に入れる時間は確保する。おはよう、いってらっしゃい、おかえり、いただきます、おやすみは出来るだけやりたい。

この一番大事なものを落とし込むとこうなった。

ゲームの長さよ!

子供を送り出したらだいたい9時半でコーヒー飲んで自宅のデスク座るとだいたい10時。そこから途中昼飯食べる時間で1時間ロスしても何気に8時間も働いてる。それでも仕事が終わらないときは自分のミスである見誤っているので全体を調整するか、夜の大事なゲーム時間を削ることになる。

この大事なゲーム時間が削られる屈辱たるや、仕事に負けた!感がすごい。これが自分の性格にはちょうどあってる。こんだけ時間あるのにフロするんすか…ってあざ笑らわれている気がするからだ。

時間割はこれしかない。ランチを挟むことで前半戦/後半戦と自然に分断される。後半戦は間で小休止を挟む。大きく分けると3セットくらいで1日が終わる。

もう1つ時間割がある。実際にはわっていない。「打ち合わせがある日」だ。

打ち合わせがある日は、それだけしかしない。

人それぞれでしょうが、僕の場合、打ち合わせで全HPを使う感じです。作業日は作業のみとしたいので打ち合わせも出来るだけ1日に集約します。無理な日もあるけど意図さえしていれば調整は大抵できます。

打ち合わせが数個終わり、その後に作業を入れると疲れているのグダグダしてしまいます。(僕の場合)なので、その日の打ち合わせを洗い出して、新たなタスクを整理して、タスクに並べていきます。翌日からすぐに動けるためにその日は解決を目指さず整理に止めます。

いろんなタスクがあると大切な会話に集中できないというのもあり、僕の場合はこれでスムーズにいっています。

そうすると、作業日/打ち合わせ日の2つしかない。シンプル!作業日の残弾感もつかめたので早めにタスクが終わると、先々に密度が高いところを潰したり、勉強しておきたい書籍を読んだり、明日も明後日も作業がある前提で、今何が可能かを見定めることが容易くなりました。

その中で見つけた簡単な作業日の集中方法を紹介して今日は終わり。

今日は○○の日と決める。

なんとなく、今週という段ボールにひしめくタスクを週末眺めながら、ふと「この日はあのプロジェクトの日としよう」と思い立ち、プロジェクト Aの日、プロジェクトBの日、プロジェクトCの日、その他タスクをぶっ倒す日、と、その日の向き合う対象を決めてしまう、何てことをしました。

これが意外とはかどった

個別プロジェクトの進捗率を都度確認しなくていい。

当たり前のことなんですが、1日に複数プロジェクトを動かすと、あのプロジェクトはどの進捗率だっけと見直しに入ります。それなりに時間がかかり、時間ロスっちゃいます。

事前にタスクの整理していると、先手先手で作業を計画しているので数日の調整は可能になります。なので集めれるだけ集めて、その日向き合うべきプロジェクトのタスクをまとめて手をつける。

逆にタスク整理ができていない、来た玉を打つタイプだとこれはできません。事前整理のたまものです。

それでも予想できないその日タスクはあるもので、必ず仕事時間に1時間のポケットを用意しています。それでだいたい打ち返せるのと作業をまとめてやることで、各プロジェクトの進捗率が体感で把握できるようになりました。適当にやっただけなのにいいなと。

まとめ

本当子供でもできるクラスのタイムマネイジメントですが、やってみると自分の時間がどれくらいあるのか、そこにどれだけ余力があるのか、ないのかがすごいわかります。

学校でも時間割があるように、今日は何を学ぶのかが明確であることは意味があったのだなと。(1日算数とか本当いやだけど)

1日の時間を考えていくことは、1週間、1ヶ月、1年と全ての未来の基礎だなと。今日を考えることは未来を計画することなんだと思った次第です。

誰かのためになるから書いたというよりは、完全に個人的なメモに近いですが、何を大切にしているか、自分はどれくらいの残弾があるか、しっかり自分のやりたいこともやれているか。それを積み重ねると何になるかをたった1日の時間を考えるだけでイメージできるので暇なときにやってみるといいかもしれません。

これを書いているのも今日の作業がイメージしていたより早く終わったため、どこかでまとめたいなと思っていたので書き出しました。もう少しだけ明日のタスクをやっつけて、家族といただきますをしようと思います。それでは。

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Subaru Matsukura

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