SCP-30億 あなたとKeter,今すぐダウンロー

ONOUE Origami
3 min readSep 24, 2017

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アイテム番号

SCP-30億

オブジェクトクラス

Keter

特別収容プロトコル

SCP-30億はその大規模さと感染者の区別が困難な特性のため、すべての収容に失敗してきました。おそらく今後も収容は不可能であると考えられるため、Keterに分類されました。

SCP-30億の実験はDクラス職員を用い、密閉可能な部屋で実験を行ってください。実験後のDクラス職員は、異常性の発露の有無に関わらず終了されます。終了処理は遠隔で行い、部屋に一酸化窒素を充満した状態を1時間以上維持してください。

説明

SCP-30億は[削除済み]社の開発したコンピュータ・プログラムを配布しているウェブサイトです。

SCP-30億に暴露された場合、対象は12%の確率でSCP-30億-Aに変異し、異常性を発露します。対象は4秒~10秒の間うつろな目をし、その後すぐに正常に戻ります。SCP-30億-Aは「ジ[編集済み]バ」「Write once,[編集済み]」「今すぐ[削除済み]」などの語句に過剰に反応します。また、「30億」という数字について異常な執着を持ち始めます。これらの語句はSCP-30億-Bと呼称されています。

また、SCP-30億-Aは、上記のSCP-30億-Bを使用した画像や立体物を制作する傾向も見られます。これらはまとめてSCP-30億-Cと呼称されます。ボタンを押すと「[削除済み]」と音が出る電子機器がこれまでに観測されましたが、これらはSCP-30億-Aの特技などによって制作されるものが変わってくることが判明しています。SCP-30億-Cに暴露された場合、SCP-30億-Aに10%程度の確率で変異することも明らかになっています。現在、社会にどれだけのSCP-30億-Cが存在するかは不明です。

特筆すべきは、SCP-30億-Aの異常性の隠匿能力です。SCP-30億-AはSCP-30億に暴露された直後は明確に異常とわかる行動をしますが、およそ1日~1ヶ月程度でその異常性を発露しなくなります。しかし、この状態でもSCP-30億-Cを生産し、かつ生産していることを周囲に悟られないように行動します。これらの特性は収容を困難にする要因となっています。

現在までSCP-30億の封じ込めはすべて失敗しています。財団の手によって、SCP-30億の代替となり得るプログラミング言語が2つ制作され、評価もされましたが、SCP-30億の異常性のためか、現在でもSCP-30億のダウンロー

ドは継続されています。現在もSCP-30億を封じ込めの一環として、あなたとプログラミング言語のプロジェクトが進行中です。

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