今CtoCマーケットプレイスで起きていて注目してる特徴的な消費行動

Seika Tokuizumi
5 min readJun 24, 2017

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今日は仲の良い友人と久しぶりのランチをしました。普段はめちゃくち適当な事しか発言しないんですが、その友人とは昔から、今世の中はどうなっているのか、これからどうなると予想されるのか、という話を永遠としていて、今日も案の定そうなりました。

特に、CtoCマーケットプレイスにおいて目立ってきた消費行動について、今後かなり重要になると思っているので、文字にしてアーカイブしておこうと思います。

起きている事:消費しているのにお金がほとんど減らない

スマートフォンの登場、4K通信、Wi-fiの充実によってほぼ1人1つインターネットに接続可能なデバイスを持つようになりました。インターネット全体のユーザー数と滞在時間が大幅に向上したタイミングでメルカリを始めとする個人間取引の市場に圧倒的なユーザー数が流れ、物1つに対するマッチングスピードがかなり上がりました。

始めはみんな、自分のいらない物を売れる便利なツール、程度に思っていたフリマアプリが、だんだんと文化が形成され一般化してきて、「売却を前提とした消費行動をとる」という大きな思想の変化が生まれました。

例えばメルカリでは、漫画の全巻セットなどが人気で取引されています。

新品で全部揃えようとすると3~4万するワンピースの全巻セットが、メルカリでは相場1万前後で販売されています。

ここで今何が起きているのが、漫画を読みたいというだけの人が「メルカリで全巻セットを買って読んで、また売る」という消費行動なのです。

これは漫画に限らず、耐久消費財全般に言えます。

CtoBtoCの形態でしか売買が出来なかった時は同じ状態でもBが利ざやを稼ぐためにかなり売価の4~6割でしか買い取ってくれませんでした。今は個人間で取引をすれば良いので売価の8~9割が還元されます。うまくいけばトントン、利益をとる事も可能です。

もちろん競取りを行なっているユーザーはこれまでにもヤフオクなどでたくさんいましたし、この概念が新しい訳でもありません。ただ、競取りは利益をあげる事にフォーカスしていますが、このようなユーザーはサービスの価値を享受しつつ費用対効果を最適化しているという違いがあります。また、これまでよりも多くの一般ユーザーがこのような考えの元に消費行動をとるのでマーケットの中でも存在感と母数が大きく増えると予想されます。

他にも色々と特徴的な行動はあり、本当に一部のユースケースですが、これは今後かなり重要な消費行動だと思っています。

僕が取り組んでいる事:物の資本効率を最大化する

具体的にはバーティカルのCtoCマーケットプレイスを作っています。なぜバーティカルなのか、というのはシンプルにマスサービスとしてのマーケットプレイスでは解決出来ない問題が各業界に存在するからです。

その中で僕は特に、バーティカルのマーケットプレイス及び経済圏を作る事によって物の資本効率を最大化できないか?という視点で事業に取り組んでいます。言葉としてうまく定義できないのですが、今後CtoCマーケットプレイスはバーティカルに攻める事によって新しい概念に変わると思います。

その中で先ほどのような耐久消費財における消費行動をより加速させる事によって物1個あたりの資本効率を最大化できたら社会にインパクトがあるんじゃないかと思い、日々頑張っています。

創業メンバーを募集しています

今僕の会社であるspiceでは、フリマサービスやマーケットプレイスなどに興味がある創業メンバーを募集しています。Railsエンジニアかウェブマーケができる人が理想です。該当しなくてもフリーポジションとして一緒に話しながら考えたいとも思っているので、もし少しでも興味がある方は Twitterの@seikatok までメッセかリプください!

まあ別にメンバーになるならない関係なく最近は友達ふやしてえなああああと思ってるのでランチとか行きたいなって思ってくれた方はTwitterでメッセ/リプください!!日本酒の詳しさとチーズダッカルビの腕には定評があります!!

日本酒会をしたした時のラインナップ、どちゃヤバい
なんか知らないけど最近ほぼ毎日作ってるわ

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