2017年の予想

Shinji Kimura
Jan 1, 2017 · 4 min read

新年明けましておめでとうございます。今年のテクノロジー業界の予測、自分の頭の整理の為にもやってみようと思います。

メディア業界については、昨年のバイラルメディアクラッシュを受けて、コンテンツ不足が高まっています。引き続き動画が伸びると思います。Facebookなどは、アルゴリズムだけでユーザーを保ちつつ、新しいメディアアプリのパクリを続け、年齢層高いユーザーがワザワザ他で新しい体験をする必要が無いように、Facebook内で新しい体験をキャッチアップできるという事を続ける。Yahoo! JAPANのような戦略を王者として続けると思います。とはいえ、スマホメディアは、本格的な普及期、マネタイズ期に入ると思います。収益と成長が伴った最高の時期かと思います。

今年最も注目を集めると思っているのは、恐らくビットコインです。ポジショントークでもなく、ビットコインの値段が大きく上がると感じています。アメリカの金利の高まりとトランプ政権のアメリカ回帰を強める動きにより、新興国通貨に対してドル高が引き続き強まると思います。ビットコインの時価総額が上がると、新興国において資産逃避先として、ビットコインの相対的価値が高まって来ます。ビットコインは正しく規制を受けても、ビットコインウォレットについては、取り締まりようがありません。世界から資産逃避先として、お金が集まり始めます。考えてみてください、もし国がクラッシュして預金を何処に預けるかという時、銀行の外で海外にお金を保有できるとするとビットコインがベストプラクティスです。新興国で恐らくこの様な事を考える人が多く出てきます。

人工知能については、引き続き進化し続けますが、本年から人工知能により、人員削減したというニュースが多く出て来るとと思います。既に視覚での認識能力は人間にほぼ近づいた筈で、次は手や足を模倣したものが多く出て来るとかと思います。言語については、まだ数年はかかると思います。

国際的な話でいうと、中国に関しては、ドル高による外貨準備高の減少と生産年齢人口の減少時代による成長率の低下と対外負債の問題が顕著になってくるかと思います。今年はまだ良いとしても来年あたりには、クラッシュを気をつけていく必要があると思います。

引き続き、資本の利用が生産ではなく、過剰生産されたモノの再利用に向いていく時代になります。メルカリを筆頭に、シェアリングエコノミーの台頭が進み、不足が深刻化した民泊の問題解決など、資本が既存アセットの最適化に使われる流れは変わらないと思います。

ファィンテックについても、私の中では、資本が生産ではなくて既存アセットの最適化に使われる中の1つです。金融緩和で溢れ出たお金の最適化これが更に進みます。マイナス金利によって、ようやく昨年後半からマネーストックが動き始めました。このようやく溢れ出たお金の効率的な運用仕組み、貸し出しの仕組み、決済、送金の仕組みが生まれ出てきます。ファィンテックは、突然溢れ出た話ではありません。背景があり動いてますのでそれに合わせた戦略が必要になります。

消費がシェアリングになる一方、労働がオンデマンドになり、顔を見ないで仕事をする機会が増える。人間の労働力がロボットのように外部から簡単に安くで買えてしまう、そういう時代になりつつあります。そうなると、人を人と思わない仕事をやらせたり、法律に触れる仕事をやらせたりなど、人と人の対面でのコミニュケーションが心理的に求められて来るようになります。その点、日本にまたまだ必要なのは、質の保たれたコワーキングスペースだと感じており、オフィスの外部化が増えて来ると予想してます。オフィスは無いけど、スタバで仕事をしてる方が欲しい空間はどういうところなのかがこのビジネスのヒントではないでしょうか?

急速に変わる世界は、人工知能が労働を減らしてしまい、更に格差を拡げてしまうと思います。しかし、セーフティーネットとして、金融もITも勝てず、輸出産業は新興国に持っていかれた日本だからこそ、成長産業がアメリカに負けたことで、社会に必要なシステムとは何かを日本は示せるのでは無いかと思います。もはや、生活に必要なものは、メルカリで揃える、車はシェアリングでいい、など、人工知能時代に備えた、共済的なサービスが少しずつ生まれ始める年になるのでは無いかなと思っています。

そのビジネスが儲かるかどうか分からないからやらないではなく、社会に必要なサービスを利益の出る形にしてサステイナブルに提供するのが起業家の能力です。ビジョンの元に人とお金を集め課題解決する若手起業家の出現を今年も待望しております。

今年の後半にまた振り返ってみて、自分の浅はかさを思い知りたいと思います。

    Shinji Kimura

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