Shinji Kimura
3 min readDec 30, 2018

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2019年の予想

三年ほど続けた来年度予報。その前に、今年は60冊ほど本を読んでました。(殆どがアマゾンで購入する為履歴を確認できる。)

最近勉強すればする程、マクロ経済について、しっかりとデータを集めて関係性を理解できてないのだなと情けなくなります。物理学ほど明確に答えが出ないので終わりのない迷宮のような気もしますが。

さて、2017年はビットコイン来るよと予測し、2018年は市場がクラッシュするだろうと2017年に書いてました。2018については仮想通貨については、少し深追いした予想だったと思いますが、動画が普及した年になったかなと思います。

2019年はどういう年になるのか?日本はテーマは引き続き無人化x人工知能。マクロ環境として生産年齢人口が益々減ります。SaaSが伸びるのも、採用関連のビジネスが伸びるのも全て、有効求人倍率が上がり続けるから。景気は2019年後半から悪くなるでしょうから、その際は影響は受けるでしょう。

次に、訪日も引き続き伸びるでしょう。しかし、中国の経常収支の赤字化、生産年齢人口の減少を考えるとどこかで爆買は止まります。遅からずデフレに陥るはずです。但し引き続き訪日は安定して伸びることは間違いないと思います。

D2Cと呼ばれるコマース関連や、ブランドというより、マーケティングでビジネスをしている商品はソーシャルメディアによる情報カスタマイズ化で、マスブランドが出来なくなりつつあり、チャンスが出てくるでしょう。

コマースについても、マスコマースというより、ソーシャルコマースが台頭して来ています。Shopify みたいなものは日本にもいくつかありますが、実は彼らのブラックフライデーの取扱金額は楽天を超えた上に50%近いYoYで伸びてます。

スマホメディアについては、引き続き動画とソーシャルメディアが伸びるので、同時にAI化が進めます。溢れる情報にユーザーを繋ぎ止めるのはAIですが、それだけでも難しいよねというのが今。オンラインコンテンツにユーザーは飽きてるので、オフラインのコンテンツとユーザーの結びつきが増えていく頃に来ています。そういう意味では、販促に近いビジネスが増えるだろうと思っています。

そして、今年一番の面白いなぁと思っているのは、シェアリングです。シェアリングが増える理由はやはり、マスメディアの崩壊と情報爆発。ブランド意識が壊れ、物を情報として捉えるようになる事。Co-Living なども、海外では昨年から出てきてます。ホテルと民泊の中間のようなものも増えるでしょう。これまで大掛かりな仕組みでやっていた施設をIoTとスマホで回せるものがコンパクトになって出てくる事で、もっと小回りの効いたサービスが出てくるだろうと予測しています。

GoogleやAppleなどアメリカのネット企業が強くなりすぎており、シリコンバレーばかりから情報が動かされており、今年は少しずつですが、オフィスを各地に拡げ、地域とのつながりを作っていくなどしていく動きが出てくるのではないかなと思います。

全体的に、マクロの変化とメディア変化によりブランドものが弱くなり、局地戦が行われるようになりはじめているので、マス支配されていて、IoTなどでコスト構造を変えれるサービスが面白いなぁと感じています。

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