Shinji Kimura
4 min readJan 2, 2018

2018年の予想

皆さま新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。

さて、早速本年の予想をしていきたいと思います。

まず、インターネットメディアから。昨年までは、アルゴリズム、アルゴリズムと、アルゴリズムでユーザーを引きつけて来ていましたが、次第にコンテンツの時代に移り変わっていっているのは、明らかです。今年は、コンテツの戦いが本格的に始まります。そして、それは動画だし、音声です。そして、去年一年ほどはメディア運営は安定していたと思いますが、今年からはネットメディアの入れ替わりが起きていくと思います。

メディアの分野で私が感じているのは、年代による接触メディアの分断です。ここまで分断されてくると、もはや年代べつに別の空間で生きているようなものだなと思っています。

次に、仮想通貨の分野。まず、今年大きいのは、Bitcoin へのオフチェーンでのトランザクション、Lightning network の実装です。現在抱えている問題が解消されるので、支払いの仕組みや一般的な生活に染み出して行く年になります。同時に仮想通貨の時価総額は、200兆円を超えてきます。この辺りから、実体経済への影響についても本格化的に論じられるようになると思っています。過去、ゴールドからドル、ドルから買える、株式、債券が生み出されていったように、ビットコインは法定通貨と仮想通貨の入り口、支払いネットワークとして使われ、イーサリアムは、証券市場のような、トークン市場への入り口となっていくでしょう。過去の事例を考えると、長期的に膨れ上がっていくのは、証券市場です。そのような物にICO市場は拡がっていくでしょう。

暗号通貨はけしからんと今の高齢者はおっしゃるかもしれません。しかし、昔はバブルがあったのです。その頃の事を忘れ、市場をまるごと壊したりしないように願うばかりです。

フィンテックとしては、QRコード支払いは、普及にまだまだ時間がかかり、今年の末でもまだ普及してないと思っていました。日本は特殊な市場になっているので時間がかかるでしょう。この分野だけで立ち上げた会社は資金繰りがキツく、会社売却など出てくると思います。

シェアリングエコノミーですが、シェアリングサイクルなど、日本市場は、締め付けがありすぎるので、拡大は難しいと思います。前提として、乗り捨てが出来ないと普及は難しいでしょう。自動車もそうですが、ドイツでは乗り捨てが街中でも可能になるようにして、拡大しました。日本にも同じような措置がとられる事があるでしょうか?

正月にテレビを見ていて感じているのは、日本は若者が高齢者に雇われて、歌を歌い、介護をし、高齢者に合わせた経済を作って行ってる事です。年齢的にも、若者の思考が社会に占める割合が低くなっています。また、失業率も最低になりつつあり、若者の力が少しずつ貴重になりつつあります。その中で社会は若者に耳を傾けるしかなくなる。もう少し若者も社会に対してわがままになっていくでしょう。日本もこのままではダメだ、変わらないのいけないというのは空気が少しずつ受け入れられ始める年になっていくと思います。

そういう風潮から、若者がもっと自由に生きられるようになるように思えます。選択肢も増え、最終的には高齢者も、若者にものを頼まないと物事が進みません。だからこそ、失業する事もなく、働く事ができるセーフティネットが出来てくるでしょう。

また、そういう若者が増えるに従い、会社で働くという形態は選ばなくても良くなります。フリーランサーが増え、職場以外で働く人も増えます。そして、そういう人達の働く場所、保険、クレジットカード、融資など、これまでの画一的大企業モデルでの考え方とは違う、社会モデルが必要になります。社会問題として、クレジットカード、融資、住宅ローンについて、そのような個人中心の金融評価システムが必要になります。この課題を解決していくプレイヤーも必要です。

他にも、太陽光パネルの効率、量子コンピュータ、人工知能など、書くことは沢山ありますが、今回はここまで。

暫くは、休めそうにないくらい、社会が変化していきそうです。

日本社会も、規制により、成長が阻害されているのだと気付き始める年になる気がしています。積極的に皆さま提言されていくといいのではないでしょうか。

遠隔医療もその一つの例として、今年から急拡大をすると確信しております。