4329–160306 写真初心者は明るい単焦点レンズを使うといい〈写真のレンズはシグマ24mmF1.4 DG HSM〉

EOS 6Dにキヤノン「EF50mm F1.8 STM」オンリーで使っているshioゼミ女子。元々同じ「50mmF1.8」の旧モデルを使っていましたが、最近発売された新型に買い換えたもの。「そろそろもうちょっと広角も欲しい。明るくて軽い方がいい」というので、一緒に検討しました。

レンズはまず明るさで選ぶ。F値が小さい方が明るい。F1.4、F1.8、F2、F2.8でそれぞれ候補は次の通り。

次。最大倍率が大きく、最短撮影距離が小さい方がいい。この中で最大倍率が最も大きいEF35mm F2 IS USMに決定。結構寄れるから被写体を最も大きく写すことができて楽しいはず。

shioゼミ学生は基本的に明るい単焦点レンズ(ズームしないレンズ)で写真を始めます。彼女のように「50mmF1.8」あるいは「50mmF1.4」あたりがいい。まずひとつの単焦点レンズ(画角)で10,000枚。明るさのメリットと画角の作画センスを身につけながら、その画角による絵作りに習熟していく。

するとその画角の中で工夫して撮影する力がついてくる。創造性が膨らむ。画角が身につくから、ファインダを覗かなくてもそのレンズでどの位置で撮影するとどんな絵が写せるか、想像できるようになる。そしてその画角の限界もわかってくる。そのうえで、次のレンズを選べる。

ズームレンズを買わない、使わないことで写真のセンスが磨かれます。初心者がF値の大きい(F3.5以上の)ズームレンズを使うと、小さいF値の面白さと作画の可能性を味わえないばかりか、レンズが暗くてシャッタースピードが下がりブレやすく、感度が上がって画質が低下するので、汚い写真を量産してしまいます。写真の面白さを味わえないまま「自分はセンスがない」とか思い込む。写真はセンスではなく練習です。場数です。

明るい(F値の小さい)単焦点レンズで撮る写真は別世界。背景をぼかして被写体を浮き上がらせた絵を簡単に写せる。シャッタースピードが上がるからブレにくく、感度が下がって高画質。レンズもズームレンズより小さくて軽い。初心者には暗いズームレンズではなく、明るい単焦点レンズで写真の楽しさを味わっていただきたい。

単焦点(非ズーム)の「明るいレンズ」とは、一眼レフ用ならF2以下。コンパクトカメラならF2.8以下。明るく(F値が小さく)なればなるほど、背景をボカして被写体を浮き上がらせることができる一方、レンズは重くなり、口径は大きくなる。だからF値が小さいほどいい、ということではなくて、カメラのサイズや用途とのバランスが大切です。

shioが使っている一眼レフ用の単焦点(非ズーム)レンズはすべてシグマ製のF1.4。可能な限り絞り開放で写し、くっきりピントとふんわりボケが楽しめます。

ズームレンズでも、シグマはF2やF1.8といった明るい製品を出しており、shioも使います。明るいうえに、ズームレンズにありがちな像の歪みが少なく、真っ直ぐなものが真っ直ぐ写る高性能ズームレンズだからです。

ここに掲載した写真は、すべてSIGMA 24mm F1.4 DG HSMをキヤノンEOS 6Dで撮影したもの。

1枚目はF2.0、2枚目はF1.6。3枚目以降はF1.4(絞り開放)です。

http://shiology.com/shiology/2016/03/4329-160306-24m.html

Like what you read? Give 塩澤一洋, Kazuhiro Shiozawa a round of applause.

From a quick cheer to a standing ovation, clap to show how much you enjoyed this story.