4426–160611 Googleドキュメントから書き出したdocxファイルをWindowsのWordで開くとレイアウトが崩れる問題をMacが解決

塩澤一洋, Kazuhiro Shiozawa
2 min readJun 13, 2016

WindowsのWordで開くとレイアウトが崩れるdocxファイルを、MacのPagesで開き、それをさらにWord形式(docxファイル)で保存したら、WindowsのWordで開いてもレイアウトがきちんと再現されたというお話。

大学の事務部署から届いたWordのファイル。たくさんの表が含まれています。委員会でその表を埋めてほしい、というご依頼。

まず、そのWordのファイルをGoogle Documentで開く。会議室に集まったメンバーが各々、Mac(6名)、iPad(2名)、Window PC(2名)でそのURLを開き、共同編集開始。それぞれメンバーが書ける部分を書き込みつつ、その妥当性を議論して修正を施していく。

2時間の委員会で終わらず、別の日にさらに2時間の委員会を開催し、ようやく表に書き込む作業が完了。

委員長がご自身のWindows PCでその書類をWordの形式(docx形式)に書き出し、Microsoft Wordで開いたところ、すべての表の左半分が画面から飛び出していて、右半分しか表示されない。どうやってもレイアウトが崩れるばかりで、手の施しようがない。「仕方ないから、一つ一つコピペしますか?」と誰かが言い出すほど。

shioのMacでGoogle Chromeからその書類をWord形式に保存し、そのdocxファイルをMacのワープロアプリ「Pages」で開いてみました。するときれいにレイアウトされる。スクロールして全ページ確認してみたけど、崩れている箇所は一つもない。すべてきちんと表示されています。Mac、素晴らしい。

さらにそのファイルを「Pages」の「ファイル」メニュで「書き出す」から「Word…」を選択し、「.docx」ファイルに保存。そのファイルを委員長に送り、Windows PCのWordで開く。すると完全にレイアウトが再現されました。まったく問題なし。めでたし。

Macの話をすると互換性を心配する人がいますが、少なくとも本件に関しては、Macの方が互換性が高かったようです。

http://shiology.com/shiology/2016/06/4426-160611-goo.html

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塩澤一洋, Kazuhiro Shiozawa

Professor on copyright law & civil code at Seikei University, Photographer / 成蹊大学法学部教授(民法・著作権法)・政策研究大学院客員教授・慶應義塾大学総合政策学部非常勤講師・多摩美術大学非常勤講師・写真家。