Sho Okawainexploring the power of place進むために、置いていく荷づくりは、いろんな場面で訪れる。旅行に出かける前や引越しの準備だけでなく、毎朝の通勤のために鞄に物を詰めることや、終業式の日に持ち帰る荷物をランドセルに詰め込む作業も、ある種の荷づくりだ。つまり荷づくりとは、ある場所からある場所へ、持っていく荷物を決める作業のことを指す。そして…Feb 10, 2018Feb 10, 2018
Sho Okawainexploring the power of place「らしさ」の在り処新宿ゴールデン街で、初めて自分の意思で店を選んで入ったとき、その店を選んだ理由は「看板に惹かれたから」だった。それが去年の9月頃。僕はそのあとその店で働き始めることになって、一年以上が過ぎた。ちょうど先日、そんな話を店長や他の常連の人たちとしていると、5年以上も店に通っている人が…Dec 10, 2017Dec 10, 2017
Sho Okawainexploring the power of place列の進み方、注文の仕方、扇風機の使い方9月から、四谷に住み始めた。来年から働く職場と、よく遊びにいく新宿の間、という単純な理由で決めた引っ越しだったけれど、住み心地がよくて、引っ越して数日だがとても気に入っている。そしてさらに、本当に偶然、小学校以来の友人が同じタイミングで四谷に引っ越してきた。Sep 10, 2017Sep 10, 2017
Sho Okawainexploring the power of placeベランダから、眺める新宿ゴールデン街という街で働きはじめてから、はや10カ月。街には50年も店を営んでいる人もいるので、10カ月やそこらではまだまだ街の新参者には変わりない。それでも、街を歩いていると声をかけてくれる人は徐々にだけれど、確かに増えた。こと自分の働いている店に関していえば、ほとんどのお…Jul 10, 2017Jul 10, 2017
Sho Okawainexploring the power of placeずっとつながっていられる、からこそ「あ、私、彼女の前では29歳ってことになってるから、よろしくね。」Feb 10, 2017Feb 10, 2017
Sho Okawainexploring the power of placeマニュアルではないからこそ「キティってありますか?」と、ぼくの働くこの店ではあまり見かけない、若い女性が店長に尋ねた。店長は、「それってどう作んの?」と尋ね返し、ジンジャーエールと赤ワインでできることがわかると、「ググりながら作るね」と、バーカウンターの中でスマートフォンを操作しながら、この店初のキティを…Nov 10, 2016Nov 10, 2016
Sho Okawain隔日日記「遊びの分類」からみる日本の遊び遊びには、四つの分類がある。ロジェ・カイヨワという哲学者が提唱したもので、数十年経ち、遊びが多様化した今なお説得力を失わない魅力的な分類だ。「アゴン(競技)」、「アレア(賭け)」、「ミミクリ(模倣)」、「イリンクス(眩暈)」の四分類である。アゴン、アレアは言わずもがな、遊びの根幹…Oct 20, 2016Oct 20, 2016
Sho Okawain隔日日記文化は自然環境に依存する2013年から2014年にかけての冬、ぼくは北欧ノルウェーにいた。一学期間、大学の交換留学生として福祉やジェンダー論を学びに、日本から遥か離れた北欧の地を訪れていた。ノルウェーという国に関して、日本人は「北欧の国」であること以上はあまり知らないのではないだろうか。ノルウェーに着い…Oct 14, 2016Oct 14, 2016
Sho Okawain隔日日記This is 大阪ストラットこの三連休で大阪に帰省し、短い時間ではあるが故郷大阪を堪能した。三日目の月曜日、友人と二人で昼ご飯を梅田で食べることになった。いつもの場所で待ち合わせ(阪急ユーザーなのでアズナス前がぼくらの定番だ)、手っ取り早く食べるために近場でご飯をさがす。ぼくらのお気に入りは、梅田駅改札から…Oct 10, 2016Oct 10, 2016
Sho Okawain隔日日記罰則が「申し訳なさ」をうやむやにする春から大学院に進学するために、関東に引っ越してきた。学部とは違う大学の院に進んだので、以前の大学との違いに最初はいちいち驚いた。学部では建物の呼び名はABCだったのに、ここではαβγだ。「シータ館」なんて言われてもいまいちピンとこない。学生の服装はぼくの大学よりずっと落ち着いた色…Oct 7, 2016Oct 7, 2016