Shinpei Ohtani
2 min readFeb 22, 2016

面白い発見

IT世界を仕事の中心にそえているといろんな物理制約がなく、楽だと感じる。でも現実はそうじゃないことが多くて、人の移動、構造物の建築、なんでも制約がある。ITの世界で煮詰まってたからかもしれないけど、そういう物理世界が面白いし、いろいろ無駄にみえてたけど、実はそれは無駄じゃなかったことも多い。人間、視覚や聴覚だけで生きてるわけじゃないので、いろいろフクザツだなと思う。

最近の発見で一番驚いたのが伊勢神宮の遷宮。世界最古のブルーグリーンデプロイメントと言ったら怒られそうだが、実際そう見えた。内宮・外宮と2つの建築先があり、神宮自体の場所が動く。片方で神宮運営しており、もう片方では次の建築を進めている。古いものは使わず、一から建築するため後人の技術継承にもなる。以下、リンク先からだが、深みのある言葉だなと感じる。システム開発やITの世界に照らしあわせたときに、どうなっていくべきなんだろうか。

御造営工事は社殿造営を滞りなく進める一方で、次回に向けた技術の伝承、人を育てることもその大きな目的の一つに挙げられます。社殿造営のための様々な資料や図面は長い歴史の中で整理されていますが、木材や萱は天然素材なので、気象条件などの自然環境に大きく依存し、扱いには何よりも経験や技術が重要です。また時代に合わせた新しい知恵も加えていく必要があります。棟梁となる人物には、小工、萱葺工としての能力とともに、様々な年齢、経験、技量、各地の職人が在籍しているので、如何にまとめていくのかといった棟梁としての資質が必要となります。そのため、棟梁を筆頭に経験、技量、年齢などを踏まえ、小工は各班5人から10人程度の8班で、萱葺工は各班5人程度の2班で構成し、それぞれの班が担当の社殿を持ち造営工事にあたりました。

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世の中、面白い事でいっぱいである。