WUGが好きだなぁって思った

三日間ほどそこはかとなく濃い日を過ごした。 一日目から、一日目3/19はワグナーの祭典なるものを観に行った。 WUGのオタク達が各々の”好き”を各々の表現で色んなステージをしてた、 歌だったり楽器だったりプレゼンだったり、どれも本当に良かった。 自分は今まで漫画として表現してきたわけだけど、それは一体何のアウトプットなのかというコトを思い出させて貰えた気がする、自分の”好き”を表現する為の手段として漫画があるという感じで、何というか、一昨年の冬コミで初めてWUGの同人誌を出した時のコトを思い出した。 二日目3/20はWUGオンリーだった。 今日は昨日と打って変わって自分が表現する場だ。 さっき言ったように初めて同人誌を出した時の状態だったので何というかとても新鮮な気持ちで臨んだ気がする。 もう7冊目でWUG7人分出せたし、自分自身も東京に来て心機一転というかこれまでとは違う自分にならなければいけないみたいな観念に駆られていたのもあり、「これで最後だ」と臨むつもりだったし、作品自体も”集大成”とまでは言わなくとも一つの締めくくりとして作っていた。 だけど、やっぱりWUGが好きなんだよなぁって気持ちが本当に強くなってて辞めるつもりだったのに今は続ける気満々になってますね(仕事はすぐ辞めるのに)

出会い

去年の話だ。 2015年8月9日(日)、昼過ぎ。茹るような暑さもピークに達する中オタク達が渋谷の地下の小さなライブハウスに向けて長蛇と言うほどでも無いけどそこそこの列を作っていた。僕もその中に居た。整理番号は真ん中くらいだった。 「渋谷チェルシーホテル」 そんな名前のライブハウス、そんな名前のライブハウスで僕は彼女と出会った。 「めんどくさいな」 これが当初の正直な気持ちだったと思う。というのにも理由は2つある。 一つはこの時僕はまだ神戸の人間で、水木金と会社の出張で東京に、土曜日にはWake Up, Girls!の東京公演に参加と、東京滞在5日目でそろそろ疲労も溜まっていたから。(WUGの東京公演後オタクの家でオールしてしまったのもある) そしてもう一つは、このライブ、僕が並んでいるこのライブのアーティストに僕は一切興味がなかったから。「じゃぁ何で並んでんだよ」という話だが、知り合いにどうせまだ東京に居るなら、と誘ってもらったからで、まぁ人の勧めるモノは何でも見るというスタイルを貫いてきた僕はそのライブにも一目見てやるかと参加したわけだ。 そうして乗り気でないにしろ僕の番号が呼ばれ中に入った。 「VENUS PROJECT LIVE Challenge To The Legends Vol.1」 前方のスクリーンに今回のイベントのタイトルが映し出されていた。

砂糖蜜

2016年1月、僕は21年間過ごした神戸を離れ東京に来た。そして3か月足らずで3回会社を辞めた。