妊活を始める時にピルはいつやめればいい?注意点やタイミングを解説

Shunsuke Aki
Feb 28, 2024

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妊活を始める時にピルはいつやめればいい?注意点やタイミングを解説

避妊効果以外にも、月経不順の改善、過多月経の改善、月経症候群(PMS)、月経痛などの緩和の効果が期待できる低用量ピル。

しかし、妊娠を希望する場合、低用量ピルの服用をやめる必要があります。低用量ピルは、排卵が抑制されるため、服用中は妊娠することはありません。

妊活を始める場合、1〜3ヶ月前を目途にやめることをおすすめします。ピルの服用を中止してから、3ヶ月以内に排卵が再開されると言われています。

ピルの避妊効果は、あくまで服用中のみであり、服用を中止すれば妊娠することは可能です。ピルの服用が妊娠に与える影響はないと分かっており、ピルの服用期間に関わらず、妊娠しにくくなったり、妊娠後の胎児への影響はありません。

しかし、一度ピルの服用を中止し、再びピルの服用を再開する場合は、血栓症になるリスクが高くなると言われています。ピルの服用と中止を繰り返すことは、血栓症になるリスクを高めることになるため注意する必要があります。

今回、妊娠を希望し、ピルの服用をやめる時に知っておきたいことについてまとめました。

妊活を始めるときにピルをやめるタイミングは?

低用量ピルは排卵を抑制するため、避妊効果が高く、服用している間は妊娠することはありません。

そのため、妊活を開始する場合、ピルの服用をやめる必要があります。そこで気になるのが、ピルをやめるタイミングですよね。

妊活を始める1〜3ヶ月前をめどにやめる

妊活を始める1〜3ヶ月前を目安にピルの服用をやめましょう。

ピルの服用をやめて、1〜3ヶ月以内には生理の周期が安定するため、排卵機能も正常に働くようになります。

ピルの服用をやめてから3ヶ月経っても生理が再開されない場合は、病院を受診してください。

現在服用中のシートが飲み終わるときにやめる

妊活を始める場合、現在服用中の1シートが飲み終わったタイミングでピルの服用をやめるのも良いです。

PMSや月経困難症の治療をしている場合は医師に相談を

PMSや月経困難症の治療で低用量ピルを服用している場合、まずは妊娠を希望していることを医師に相談しましょう。勝手にピルの服用を中止することは絶対にやめましょう。

低用量ピルの効果はどれくらい持続する?

低用量ピルは、継続的な避妊だけではなく、月経困難症や月経前症候群(PMS)の改善、子宮内膜症などの病気の治療など、様々な効果が期待できます。

低用量ピルを飲んでいる間は、排卵が抑制されるため、避妊効果がとても高く、妊娠することはありません。

しかし、避妊効果があるのはピルを服用中のみです。ピルの服用をやめると、個人差はありますが、3ヶ月以内には排卵が戻ります。ピルの服用を中止すれば、いつでも妊娠する可能性があります。

また、ピルの服用をやめることで、避妊だけでなく、その他の効果もなくなりますので、注意しましょう。

ピルをやめることで起こるホルモンバランスの変化と注意点

ピルの服用をやめると、ホルモンバランスの変化が起こります。

もともと生理不順だった場合は生理周期が元に戻る可能性がある

ピルは生理不順を根本的に治すものではありません。

そのため、ピルの服用をやめると、もともと生理不順だった人は以前の生理周期に戻る可能性があります。

ピルの服用をやめてから1回目の消行出血はピルを服用していたときと同じタイミングできますが、2回目以降は生理周期が乱れる可能性があります。

PMSや月経困難症など月経随伴症状が再度現れる可能性がある

ピル服用中は、排卵が抑えられるため、妊娠中のようなホルモンバランスになります。

しかし、ピルの服用をやめると元の状態に戻るため、PMSや月経随伴症状に悩まされていた方は、以前のような症状が再度現れる可能性があります。

一時的に抜け毛が増える可能性がある

ピルの服用をやめると、エストロゲンが急激に減少するため一時的に抜け毛が増える可能性があります。

この抜け毛は、あくまで一時的なものですので、自然に改善されることがほとんどです。

再度ピルを服用する場合血栓症のリスクが高まる

ピルには血栓症の副作用があります、血栓症を発症すると、重篤な状態になるため危険な病気です。

一度ピルの服用を中止し、再びピルを再開する場合は、血栓症になるリスクが高くなると言われています。

ピルの服用と中止を繰り返すことは、血栓症になるリスクを高めることになるため注意する必要があります。

妊活前にピルを服用していても妊娠率や胎児に影響はない?

妊活前にピルを服用していても妊娠率や胎児への影響はありません。

ピル自体は、女性ホルモンでできていますので、長期間ピルを服用していたからといって妊娠しにくくなることもありません。厚生労働省も「ピルの長期服用は女性の不妊の原因にはならない」としています。

低用量ピルを服用中は、子宮と卵巣が一時的に休んでいる状態になります。その間に子宮と卵巣の負担が軽減され、妊娠しやすい環境に整えられる効果も期待できます。

また、低用量ピルには、子宮内膜症の症状を抑える効果も期待できます。この子宮内膜症は、不妊の原因の一つとされていますので、ピルを飲むことで子宮内膜症による不妊を防ぐ効果も期待できます。

妊活でピルをやめるタイミングに関するよくある疑問

そもそも将来の妊娠を希望する人が低用量ピルを飲んでも問題ない?

ピルの避妊効果は、服用中だけです。ピルを服用することで妊娠しづらくなるなどの影響はありません。ピルをしばらく服用し続けることで、生理周期が整い、生理不順が改善される方もいます。生理周期が整うことで、ピルの服用を中止後、排卵が起こりやすくなるなど、妊娠にも良い影響を与える効果も期待できます。

ピルをやめたのに生理がこないケースもある?どうしたらいい?

ピルの服用を中止してから、体が正常なサイクルを取り戻すまでに時間がかかる場合があります。個人差はありますが、ほとんどの人はピルをやめてから3ヶ月以内に排卵及び生理が再開しますので、それ以上に生理がこない場合は病院を受診することをおすすめします。

ピルの服用中止直後は妊娠しやすい?やめてすぐ妊娠する確率は?

ピルの服用中止後の妊娠率を調査したデータによると、服用中止後1周期目で妊娠した人は21.1%でした。ピルの服用を中止後、1周期目で5人に1人が妊娠しているので、服用中止後すぐの妊娠も可能です。

ピルの中止後に妊娠した場合奇形児が生まれるリスクはある?

ピルの服用による妊娠への影響はないことが分かっています。ピルの服用中止後すぐに妊娠した場合も同様です。また、ピルの服用期間による妊娠率にも差がありませんので、ピルの服用をやめてすぐに妊娠することも可能です。

ピルをやめたらどれくらいで妊娠できる?

ピルの服用中止後、個人差がありますが、9割の人は3ヶ月以内に排卵が再開されています。排卵が再開されれば、いつ妊娠してもおかしくありません。

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