効率的なグロースハックに。サービスデザインの最初にコアバリューを定めよう。

サービスデザインの最初には一番スケールにつながるコアバリューを定めることが大事

グロースハックには「ディティールハック」と「コアバリューハック」があると思う。

「グロースハック 事例」でググるとECサイトのバナーのA/Bテストや、コンバージョンレートの向上についての記事が9割を占めるんじゃないかというくらい出てきます。

数値が目に見えやすいECサイトを中心に、様々なユーザーの行動が数値化可能になったことで、担当者は様々な実験を行い、プロダクトに反映することでサービスの各所の改善を日々行っているようです。

グロースハックというのはこうした、「部分部分の改善」が目に付きがちですが、私は一番大事なのはサービスデザインの最初でコアバリューを定め、設計から運用までを通して、この部分の向上を行っていくことだと思っています。

一番大事なスケールする仕組みや、ユーザー体験向上につながる仕組みを定め、それが向上していると判断できる指標を追っていくことがサービスデザイン〜グロースハックには必要なのではないでしょうか。

「ディティールハック」と「コアバリューハック」の図。サービスデザインの過程で最もスケールにつながる仕組みを考えておくことも大事。

上記がディティールハック(様々ななんとなく重要と思われる指標を追っていくグロースハック)、コアバリューハック(最も重要な仕組み/指標を定め、その向上を追求していくグロースハック)の図です。

最初にコアバリューや一番スケールにつながる指標を定めずに運用を進める場合、グロースハッカーのリソースが様々な方向に向いていることがわかります。

これらそれぞれは確かにサービスの成長につながっているかもしれませんが、多くの数字を追っている場合、それぞれのスケールに対する影響力というのは「なんとなく」レベルに留まっていることが多いように思われます。これでは担当者のリソースにたいして非効率的です。

だったら「この指標さえアップすればサービスは絶対スケールするし、ユーザーも幸せになるよね」という指標を定めた方がグロースハッカーやサービスデザイナーのリソースが分散せずにサービスを作ることができるというのがコアバリューハックの考え方です。

コアバリューハックをするためには、サービスデザインの最初からスケールする仕組みを練ることが重要

グロースハックはローンチしてから行われるものと思われがちですが、効率的にサービスをスケールさせる「コアバリューハック」を実現するにはサービスデザインの初期からの設計が重要になります。

どのような指標を測ったらユーザーが幸せになって、自分たちのサービスを使うようになるか?手放させないサービスになるか?というのを事前に定めていない場合、既存のPVやCTRといった固定観念にハマった指標になってしまいがちです。

あるいはスケールビジョンやユーザー体験を達成するための設計も、この仕組みを練る部分が疎かだと的外れなものになっている可能性が高いです。

サービスデザインの段階でもユーザーのこういう行動が増えればサービスってスケールしていくよね、といった共通認識を持って設計、運用していくことがプロジェクトメンバー全員にとって成功に近づきやすい進め方ではないでしょうか。

それによって打てる施策や情報設計の質も変わってくるはずです。

まとめ

・グロースハックには「ディティールハック」と「コアバリューハック」の2種類があると思う。後者の方が効率いいんじゃないかと思う。

・「コアバリューハック」にはサービスデザインの段階からチームで与えたいユーザー体験や、スケールしていることがわかる指標を定めることが重要。固定観念にハマらずスケールを表す指標を定めよう。

スケールやユーザー体験の本質を見極めた上で、デザインや運用に向かいたいですね。

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