クラウドファンディング(Ready for)を通して学んだこと

備忘録的に徒然と。

先月(2015年9月)よりスタートしたReady forさんでのプロジェクトが10日前に終わり、結果として目標額に到達し成功できたのですが、軌道修正することも多く、また次回以降もこのような形で首の皮一枚繋げていこうと思っているので、そこでの学びと実行までの仮説とプロセスを言語化し ておこうと思います。

【Ready for 】プロジェクト詳細ページ

本来(あくまで目標値ですが)クラウドファンディングを実施するにあたって支援総額の30%は実行者の周りで集めるという暗黙のルールのようなものがあります。今回の場合は45万円の30%なので13万5千円ですね。

結果として46万8千円が集まりましたが、実行者である私の周りの人(開始後の繋がりも含む)の支援総額は約34万円と全体の73%程でした。*頂いた名前を元に判断しました。尚、個人情報の流出等は一切ありませんのでご安心ください。

数字だけを見ると、沢山の身の周りの方々からご支援頂いたことが嬉しい限りなのですが、しかしこのプロジェクトのターゲットである難病の方々に届けられなかった・届かなかった事実もあるので、その課題について考察してみようと思います。

このプロジェクトを始めるに当たっての仮説

『本物の学び』には、まず問題を問い、何か行動を起こす前にその問題に対する仮説を設定することが求められる。 仮説を設定した後はマーケティング、採用、価格設定など全ての行動から仮説と結果を照らし合わせることで『本物の学び』が得られる_@satoruitterさんより

「患者やその身内の人たちがプロジェクトに賛同・支援してくれるだろう」

この仮説を検証する為に、今回のクラウドファンディングを始めました。概要や中身は「データが難病医療を変える!」といったそれで、露出経路としては各難病コミュニティのインフルエンサとなる管理人に働きかけました。

またこの活動を通して、どの言葉に惹かれるか?を知れればいいなと、ここはあくまで候補は作らず会話から汲み取れればいいなとラフに考えていました。

届かない価値

実際にプロジェクト期間中には様々な団体に連絡をしてみました、この段階では足を運ぶのではなくあくまでWEBベースのやり取りをしました。これは今後実際にサービスを使っている様子を目視したいということもあり、感情を出来るだけ絡まさず変な期待をされないようにと考えたからです。以前から水面下でサービスを試してもらっている方々は別として。

その内30%くらいの返答を頂きました。テレアポしたり、メール営業も昔してたんですが、この数字は上出来ですね。ただし、返ってくる内容は厳しめの印象でした。フィードバックとしては以下の事が挙げられました。

・このプロジェクトの意図は?

・どうやってメンバーの方々に説明すればいいのか?

・よく分からない

まぁざっくりと纏めるとこんな感じですね。これを説明する為にかなり盲目的になっていました。「どうやって説明しようか?」と、伝える事だけに全力を尽くしていたんですが、あるお世話になっているメンターの方に「価値が届いてないんじゃない?」といわれようやく目が覚めました。説明の最初の一行の大切さを知りました。理想に酔っていたと思います。

病状が良くなることはあまり期待していない

これ少しばかり誇張した表現ですが、患者さん等の会話を通して学んだ事です。実際に既存のサービス(Facebookでの同病患者会グループ)では、どちらかというと不安を和らげる対話がほとんどです。

そして、私がこのプロジェクトで言及している事も治療法を確立するための手前にあるデータの集積を元にしており、潜在的な欲求ではありますが「治したい」の気持ちに直結するものではありません。

というのも、今の時代ではあくまで治療の方向性を決めるのは人である医者と患者・その周りであって、それ以外が作用することはあまりありません。データが難病を変えることがターゲットの幸福には直結しなかった模様です。当たり前ですね。

この時点でクラウドファンディングでのターゲットを変えました。「こんな思いで、こんな体験して、自分が味わったから変えないと」という友人宛への熱い男を演じる仕様に方向転換しました。

最後に

今回大きく苦戦したことは、プロジェクトを実施する上でのコミュニティ作りです。用意はしてはいたのですが、不足もあり。次回そのようなコミュニティを作るときは、1)ある程度の熱量を維持 2)ターゲットの限定 が大切だと感じました。機能に落とし込む為の会話ができる前の空気感と、それを伝搬するビジョンの明快さです。

何はともあれ、ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。

これからも突き進みます。

P.S

の、前に手術が迫っていますのでまずは自分を整えます。

(クラウドファンディングの後半戦に緊急でまたも入院してしまいました。)