LINE株式会社を退職しました
9月末をもちまして、新卒入社したLINE株式会社を退職しました。インターン時代を含めた2年半の間、たくさんの学びがありました。同期、社員の皆様には本当に感謝しています。ありがとうございました。
仕組みに興味を持ち、大きな転換点を迎えた”LINE”での仕事
大学生の時にはアプリを作る会社を立ち上げたり、カンボジアで中古車ビジネスを始めたりと、学生として地に足着かず商売のことばかりを考えていました。その中で潜在的、顕在的に関係なく人が欲しいこと・切望することをサービスという形で人の目に見えるものに変え、提供することによる連鎖反応が世の中を回しているということにふと気づき、よりそれらを大きい視点で考えた時に、世の中の仕組みやインフラに興味を持つようになりました。
LINEに入社する決意はその興味の延長線上にありました。日本だけでも7000万MAU、全世界ですと2億MAUを超えるサービスとして人々の生活に根付いており、そのプラットフォームの上でサービスを提供したら、人々の生活を変えることができると確信したからです。
入社前は、気軽にLINEで荷物の受け取り通知や再配達をお願いできるサービスを提案したり(LINEで宅急便、すごく便利です)、
海外でのアド商品開発・運用周りを担当し、去年の4月からはiOSのPMとして、新規機能・サービスの立案や改善、不正対策やセキュリティー関連の大規模プロジェクトに関わってきました。
ちょうど入社後3ヶ月後の7月にLINEがNYSE / 東証一部上場を果たしたことはとても自分の中でも大きかったと思います。一緒に仕事してきたメンバー、またLINEの創業期からサービスを育ててきた社員の方々と一緒にその瞬間を祝えたあの日は今でも覚えています。ぶっ飛ぶほど社内の雰囲気が大きく変わるということはありませんでしたが、会社がより一層世界に羽ばたこうと、全てのユーザーにより良いサービスを提供したいという気持ちに変わった大きなターニングポイントでした。
私がいたメッセンジャー企画を担当するチームは、入社した時は直属のマネージャーと私以外が全員外国人で、企画書やメールはもちろんのこと、コミュニケーションのいたるところ全てが英語や韓国語でやりとりされていました。そもそもLINEという会社は20代がかなり珍しく新卒の文化も根付き始めてきたタイミングなので、一緒にプロジェクトを進行する開発・デザイン・他の企画メンバーは自分より年齢も上で経験値も圧倒的に豊富で優秀な方たちしかいません。その中でPMとしてどうやって意思決定をしてプロジェクトを進めていくか、試行錯誤して夜な夜な悩んだこともたくさんありました。でのそのおかげで、すごく大きく成長できた1年半でもりました。
株式会社ラブグラフに転職することにしました
この度、ご縁がありラブグラフという会社に、ラブグラフのメインサービスである撮影事業、またそれに付随したサービスの責任を持つプロダクトオーナーとして入社することになりました。
ラブグラフは”幸せな瞬間を、もっと世界に。”というコンセプトのもと、カメラマンの出張サービスを提供する会社です。
代表の駒下とは同い年で2年前に知人経由で知り合ったのがきっかけで、最初は、ラブグラフっていうサービスやってるんやけども、ふーんそうなんや、という会話をするくらいの仲だったのですが、たまにご飯に行ったりラブグラフというサービスを知っていく中で、彼自身の熱い想いに段々と惹かれるようになりました。
ラブグラフに入社する理由
この会社に入社しようと思ったきっかけは3つありました。
1つは自身の海外での経験にあります。30カ国を一人で旅する仲で、生まれた国も文化も何もかも違う人たちと一番コミュニケーションを取れたのが、他の何でもなく写真でした。旅中は常にコンパクトカメラとGoProを持ち歩き写真を撮り続けてきて、それを後で送ってあげて喜んでくれたりするのが嬉しかったですし、たまに見返すとその時の記憶が昨日の様に思い出せます。写真は、言葉では言い表せないですが、その時の空気、温度、会話、感情、全部が詰まった思い出箱、のようなものだと私は思っています。その写真というコミュニケーションツールを使って、人を幸せにできる、そんなサービスがとても素敵だなと思いました。
2つ目は会社の想い、ビジョンです。駒下が描く世界中にもっと幸せな瞬間を広げたいという固い想い、その想いに共感してサービスを作る社員、カメラマンの方々、そしてラブグラフを体験してくださるユーザー一人一人と一緒により良い世界にしていきたい、そんな気持ちが芽生え始めたのが、LINEという会社からラブグラフにいこうとした決め手でもあります。
そして3つ目は、いつかLINEみたいなサービスを創るための挑戦をしたいと思っていることです。
2011年にスタートしたLINE、今や誰や知らない人はいないくらいのプラットフォームになりました。自身がLINEの創業期からいた上司の直下で働きながら、いつかLINEのようなみんなが当たり前のように使うサービスを使いたいという気持ちが芽生えるようになりました。
人生なんでもチャレンジするなら若ければ若いほどいいと考えてます。この記事を書いている今食べているカップヌードルは、安藤百福は60歳で発明し「人生に遅すぎることはない」と残しましたが、一生を通じて何かに本気で打ち込めるチャンスはそう多くないですし、挑戦するエネルギーもいろんな要因によって小さくなっていきます。
駒下は本当にビジョナリストでありアーティストであり、本当に(アホなくらい)ディズニーランド作りたい、と根っから思っています。でもそんなウォルト・ディズニーみたいな人間にいつかなるんじゃないかと。彼のそのビジョンで引力に惹かれて人が巻き込まれていき、僕も彼のビジョンのもとそれを実現して挑戦したいという気持ちで溢れるようになり、LINEというプラットフォームから飛び出して、小さなフェーズからより大きくすることにチャレンジしようと決心するようになりました。
世の中の当たり前の文化を創りたい
ラブグラフは文化を創っている会社です。Yahoo、DeNA、Recruitを辞めてラブグラフを信じて人生をかけているメンバーがいる会社です。若い人の間では”ラブグラフする”という動詞にさえなっています。今の時代がLINEでコミュニケーションをとることが当たり前の文化であるように、いつの日かラブグラフすることが当たり前の文化になると信じて入社しました。
ディズニーランドを立てるまでの道のりも近くなくて、何年何十年かかるかわからないけど、Constructorsの1人としていつか素敵な世界を実現できていたら、人生の成し遂げた1つの大きなこととして、将来結婚するパートナーや子供たちに語り継がれていくような、そんな人間になりたいです。
今後ともラブグラフの吉村として引き続きよろしくお願いいたします。長文になってしまいましたが、ご拝読ありがとうございました。
感謝を込めて。
Lovegraph Inc.
吉村
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